最近、子供たちを出産したときのお話を続けて書いていて、「そういえば、こんなだったな。」と懐かしい気持ちになっています。
誰よりも細くて壊れそうな赤ちゃんだったのが、今じゃ4兄妹の中で1番怪獣。
こんにちは、メリッサです。今日は三男が生まれたときのお話です。
妊娠中に切迫早産で入院と言われたものの、海外出張中の夫はどれだけ危機的な状況か理解していなくて、三男にはお腹にいるときから苦労かけっぱなし。
臨月まではなんとかお腹にいてもらう!と心に誓って、徹底的に手抜き効率の良い家事を覚えたのもこのころ。
結局、4人兄妹の中で一番早く生まれてきました。心臓に先天性疾患を抱えて。
今は手術も乗り越えて、暴れん坊に育っていますww
三男を授かったときの記録はこちら
子宮頚管長が臨月直前にほぼないと言われるような状況だったので、お産自体はものっすごくスムーズ(?)でした。
おかげでその後の子連れ入院中も元気に過ごせましたが、上の子たちのお世話を優先し過ぎて授乳回数が激減してちょっと失敗した(汗)、
そんな三男の出産レポと子連れ入院のお話。
Contents
三男の出産レポとやんちゃ兄弟との子連れ入院生活
2013年1月、当時4歳目前の長男と1歳半の次男についで3番目の男の子を出産しました。
子連れ出産&入院をしなければいけない状況は相変わらずだったので、妊娠が分かってすぐに前回次男を出産したのと同じ神戸医療センターへ。
排卵検査薬と福さん式でタイミングを合わせたので排卵日はほぼ確実にこの日!と分かっているのですが、この病院は出産予定日を生理開始日から確定するそうで、排卵日で計算するよりも10日ほど早めの出産予定日となりました。
37w2dで生まれているので、本来ならば早産だったことに。
我が家の子供たちの中で一番小さく生まれており、お腹から出てきたことにいつまでも気付かずにずっと寝ていて、いつまでもへその緒から栄養が貰えると思って全然おっぱいを欲しがらない、手が掛からなさ過ぎの赤ちゃんでした。
お産もスムーズだったので私の体力は産後もばっちり残ってて、出産直後の朝食から3人育児をスタートすることができました。
妊娠8ヶ月検診にて
子宮頚管長が2.6cmで、安静指示&張り止めのお薬が増える。
「自宅安静ができないなら入院よ!」と脅されるが、どうしようもない。
妊娠9ヶ月入ってすぐ
頚管長がギリギリ2cmあるかどうかになってて、「入院!!!」と言われるが無理なので拒否して帰宅。
このままではヤバいと徹底的に手抜き家事することにして、子供たちのお風呂も「温まったらOK」の日が続く。ちゃんと洗ってあげられなくてゴメン(涙)
まずは臨月までお腹にいてもらうことを目指して、安静生活!
夜な夜な前駆陣痛と思われる痛みが気になり始める。
36w4d
10ヶ月 1回目の妊婦検診。
「子宮頸管はもうないけど、まだ子宮口は閉じてる」と言われる。
初NSTでも、陣痛に繋がりそうな張りはナシ。
安静解除&張り止め薬終了してもOKとなるが、まだ夫は海外出張中なので今陣痛始まったらマズイので服用継続。
36w6d
夫が帰国。我が家の陣痛ジンクス『イカスミのパスタ』を食す。
安静生活をやめて、大掃除や出産準備などをハイペースで始める。
正産期 突入!
37w0d
出産間近な子宮口がどんなか気になったので、チェックしてみました。
排卵後みたいにお尻の方に上がっていてギリギリ指が届かない…っていう場所。
なんとなーく全体的に柔らかい印象。だけど肝心の子宮口には指が届かない。
「指何本分」とかやってみたかったけどやっぱ素人には無理か…と悟る。
37w1d
年末は絶対安静で手付かずだった家中の大掃除を1日。
特に気になっていたお風呂掃除は、夕方から床に這いつくばってブラシでゴシゴシゴシゴシ。
でも足元冷えたら良くないとたまに足湯を挟んだりして、1時間半ほど風呂場で格闘してました。
18:00過ぎ
ものすごく達成感に満たされながら、お夕飯を頂く。
「いつもよりも前駆陣痛が気になるな~。」とか思いながら。
20:00頃
子供たちをお風呂に入れながら、「ちょっとやっぱり前駆陣痛気になるわ。」って思う。
もう1度子宮口チェックしてみたけど、やっぱり遠くて届かず…。
柔らかさが増した印象はありました。(気のせいか?)
21:30
子供たちの寝かし付けで寝室へ。
「ねぇ、やっぱり前駆陣痛が気にならへん?」・・・ってしつこい。(笑)
若干、普段より痛みが強まってる気もしないでもないな~。とか。
でも「私、ソワソワし過ぎ?」と思って極力気にしないように。
「もしその日だったとしても体力要るから寝ようぜ?」と自分に言い聞かせて、そうこうしてるうちにちゃんと寝てた。
出産当日~37w2d~
1:00過ぎ
夫が寝室に入り、3秒で就寝。
そのとき妻は「なんとなくやっぱり今日な気がするな。」と思い始めていたので、寝たフリして何も言わずに「今のうちにちゃんと寝とけ~。」と思ってました。
痛み自体は全然強くない。
むしろ気になるのは『張りが規則的にやってきてる』感じがすること。
本当に規則的なのかどうか、様子を見ようとそのまま寝室で時計と睨めっこ。
2:00過ぎ
「やっぱり規則的に張ってきてるし、本陣痛に繋がるかも。」と、寝るのを諦めて入院準備を最終チェック。
その後ラズベリーリーフティーを飲みながら、録画しておいた『月曜から夜更かし』見て笑う。
そして便意を催したので、何度かトイレで頑張りました…。
便が邪魔になって赤ちゃんが下りてこられないと困るし、出るもんは全部今のうちに♪とスッキリ!!
「うわっ珍しいな~。出るわー。」と喜ぶと共に、「やっぱ今日なんやな。これは。」と確信。
洗濯機を回し始め、ご飯を炊き、再びテレビ見て笑う。
マツコ&村上くんの顔を見ながら、ちょっと痛みが増したっぽいと気付く。
3:30頃
これは陣痛なのか?まだ前駆の段階か?と分からないくらい微妙な痛み…。
それまでは下腹部全体が重くなるような鈍痛だったのが、子宮の辺りがキュッとなるような鋭い感じの痛みに変わりました。
念のため携帯アプリで張りの間隔を計測してみると3~6分間隔だけど、痛みの波が来ている最中でも余裕で動けるほど。
洗濯を干して、子供たちの朝食用のお弁当におにぎりを作る。
4:30
また微妙に痛みが増した気がする。
間隔が3~6分から変わらないので、念のため病院に電話すると「経産婦さんやし、来よか~。」と言われる。
私の声に余裕があるからか、あんまり助産婦さんも慌てた感じはない。
次男出産のとき同じくらいの陣痛間隔で電話したら、「え?もう5分切ってるの?荷物は後から持ってきて貰ってもいいからすぐ来て!!」って言われたんだけど(笑)
「何分くらい掛かりそう?40分?じゃあ気をつけて来てね~!」って余裕たっぷりで言われました。
電話でLDRが空いてるか確認して、利用を希望する旨を伝えておきました。
夫と子供たちを起こして、お着替え。
準備が整って出発する頃には「あ、やっぱコレ陣痛やな。」って思うくらいの痛みに。
痛みの合間は全く平気だけど、陣痛がくると休憩。
夫がモタモタしてて、ちょっとイライラしてたのを覚えてる(笑)
子供と遊んだりしてるのを見て「さっさと荷物&子供たちを車に乗せろ!」と思ってたわ。
思ってたけど「コイツ、眠そうやな。」と気付いて、諦めて自分で荷物運んだわ。←次男出産時と全く同じ。デジャブ。
5:10頃 病院へ到着。
車の揺れは陣痛を促すというけれど、分かる気がする。
停&発車のあの感じは「んー…(-“”-;)」ってなるよね。
病院に到着したころには、陣痛の波が来てるときは歩けずに一旦ストップしてしまうほどの痛み。
時間外なのでまずは管理人さんに受付してもらう。
「座って待ってて下さい。」と言われたけど、立ったままカウンターに両手を着いてる姿勢の方がラクやった。
ボストンバッグを片手に持って、もう片方の手を長男が引っ張ってくれて、陣痛の合間に歩いて4階の産科病棟を目指す。
病棟に到着すると子供は受付エリアで待つように言われ夫はそれに付き添い、私は子供入室禁止の産科エリア内にある内診室で診察。
この時点で子宮口6~7cm。入院、即決定。
赤ちゃんの推定体重が小さめなこと(最後の検診で2600gほど)、今はLDRでも出産時に子供の立ち会いは行っていないとのことで、陣痛室はスルーして準備の整っている分娩室に直行するように指示される。
というワケで、家族の立会いナシのお産になることが決定。
5:30頃
分娩室へ移動して着替えして、赤ちゃんの心音&陣痛計測開始。
先にトイレに行かせてもらって、ついでに夫に入院が決まったことを報告&子供たちのお世話グッズ(お菓子とかオモチャとか)をカバンのどこに入れたかを説明しに行かせて貰おうとすると、
助産師さん「歩いたら出てきちゃうから、ダメ!」と言われ、
「え?もうそんな段階??」と展開の早さに驚きつつ、素直に従う。。
上記の報告&説明は、助産師さんが「代わりに伝えてあげるから!」と、メモして伝えに行ってくれました。
その時点でもう私が握って用意してたおにぎり食べてたらしいわ(笑)
そして夫と上の子たちはLDRに移動。
貴重品だけ入ったカバンを持った状態で診察に行ってそのまま分娩室!ってなったので、お茶とか着替えとか一切なくて、
大きな荷物は全部夫に預けた状態になってて、とりあえず必要なお産グッズ一式は助産師さんが夫のところまで取りに行ってくれました。
『お腹の大きな最後の状態を、入院決定してから撮って~♪』と思ってたのに、それも叶わぬまま、分娩台に寝かされました(´_`。)
陣痛の波が来たときは、「フゥ~」と息を吐いて休憩。
波が来ていないときに着替えしたり、あとはちょっと眠くてウトウトしたり。
6:00頃
分娩室に入って最初の内診。この時点で、子宮口8~9cm。
マジでか!! 絶対ウソや!!! って思いました。
もっと痛かったはずやもん。
こんなに余裕があるわけないもん。って。
助産師さん「がイキミたくない?大丈夫??」とめちゃめちゃ心配して、陣痛の波が来たらお尻を押してくれのだが「それされた方がよっぽど痛いわ。やめて~!」と思ってました。
でも、言えませんでした(笑)
陣痛の間隔が5分間隔くらいに伸びてしまって、そのままもっと開いてしまったりもして、痛みも強くならなく…。
助産師さんと「次も男の子なんです~w」とか「写真撮りたかったー!」とか、普通に会話を楽しんでました。
楽しみつつも「ここまで来てるのに、このまま次男のときみたいに陣痛遠のいたらどうしよう?」って心配もしてたわ。
陣痛の計測器見ながら、「前回からもう5分過ぎようとしてるのに、まだ次の波こーへんの?」「いっそのこと、歩かせてくれよ…」と、思ってみたりも。
入院が決定してからずっと分娩用のベッドの上に寝かされていたので、動きたかったのね。
助産師さん「痛みの間隔もまだ開いてるし、好きな姿勢でイイからね。」って言われて、ずっと左を下にして横になってました。
左に計測器が置いてあったから。
助産師さん「今から上向いてたら、足しんどいと思うから~。もうちょっと痛みが強くなってから、上向いて準備しようねー!」
7:00前
なかなか痛みが強まらず、もう一度内診される。
助産師さん「あ、もう余裕で全開やね~♪」
「ホンマですか~。イキんだ方が良いですか?」
助産師さん「準備するからちょっと待ってね~。」
「はい~。」
そしてベッド型だった分娩台が、お股おっ広げのあのスタイルに変身。
助産師さん「ハイ、準備出来ましたよ~。」
で、私は上向きになって、陣痛の波に合わせて数回イキんでみる。
2・3回したところでブチン!っていって破水。
そこら辺から、赤ちゃんが一気に下がってきて骨盤の間にロックオンして、があっとゆー間な感じがした。
1回だけめっちゃ強い陣痛が来て、赤ちゃんの心拍が50くらいになって、助産師さん「今の痛かったよね?赤ちゃんもしんどかったみたいやしー。」と言われて、
「おぉー。痛いのは構わんけど、しんどい目に遭わせてしまったかー。」と、申し訳なく思ったのを覚えてます。
骨盤ロックオン状態になって、陣痛の波が来てようが来てまいが「どっちにせよ痛いねん、お股が。」状態になって、ベッドの両サイドを持って、自分のお股を見る姿勢になってイキむと、
助産師さん「あ、頭見えてきたよー。もうイキまんでイイよー。」
と言われたけど、痛くて数回イキんでしまって、
助産師さん「力抜いて~。『はっはっはーっ』って短く声出して息吐いてみー。」
と、注意されてしまいました。
「いや、でも声出すのとか恥ずかしいわ…。」
ちょっと出てきた感じがしたので、更に上体を起こしてお股の間を見てみると、両肩まで出てきた状態の赤ちゃんがそこでストップしてたわ。
顔色が青&赤くって思わず「大丈夫かいなー。」って聞いたら、赤ちゃんがそのままの状態で「フゥー」って小さい声で言ってた(笑)
「おぉ、声出せるんなら大丈夫そうやな。」って思ってたら、次の瞬間ドゥルン!って出てきてくれました。
1月22日 午前7時12分
2846g 47.2cm 我が家の三男 誕生☆
口の中の羊水を、ジュジュッっと吸ってもらったら、「アァー!」ってちょっと泣いてそのまま私の胸に来ました。
ぬるぬる状態のまま、頭に付いた血だけちょこっと拭いてもらって。
私の胸に乗せられるとすぐに泣き止んで、目を開いてじーっと私の顔を見てました。
「よう頑張ったねぇ~。ゴメン、しんどかった?顔色悪くない??」って言ってるうちに、どんどん顔色がピンクになって、助産師さん「大丈夫そうよ~♪」って。
そうこうしてるうちにもう一回イキミたくなって、イキんだらドゥルン!って胎盤が出てきました。
で、助産師さんから医師に交代して、オシモのチェック!
医師「洗って器具入れますね~。」と、ビシャビシャーって洗われて、何か器具を入れられたけど、それがどう考えても一番痛かった。
「はっはっはーっ」って恥ずかしくて言えんかったくせに、「うぉーっ!」ってつい声が出てしまいました。
お腹押されて、ビシャーッて中の血を出して、チェックして「ハイ裂けた個所もないし、無傷やね!」以上、医師の出番終了。
やりました!
次男に引き続き、無傷の出産!!
やっぱり、あぐらで座っといて正解やったわ~♪
それから、2時間は産後の休憩時間です。
赤ちゃんの身体測定をしてから、横になったままで初乳を飲ませてました。すぐに力強く吸ってくれて、一安心。
それから小児科の診察で数分離れましたが、問題ナシとのことでまたすぐに戻ってきて授乳再開。(※ この時点では、まだ異常は発見されていませんでした。)
産後すぐに子連れ入院生活が本格スタート
産後2時間の休憩を終えて、体を拭いてパジャマに着替えて、トイレで排尿出来るかの確認をして、LDRで家族と合流。
私が着替えてる間に、先に赤ちゃんと旦那達はご対面を済ませてました。
夫「産まれましたって言いに来てくれたけど、事後報告やし。出てきたところ見てないから実感沸かんし。」とつまんなさそうな顔。
めちゃ幸せな光景やな♪と満たされた気持ちで子供たち3人を眺めてたら、次男が早速「だっこ~!」と催促。
まだルート確保の針、腕に残ってるんですけど?っていうか、そもそもまだ出産して2時間しか経ってませんけど?
と思いつつ夫にフォローを頼もうとしたら、案の定ソファーをベッドに変えて寝始めて。(これもデジャビューやな。)
早朝に起こしてしまったので仕方ないか、と諦めて次男を抱っこ。
長男も「赤ちゃん出てきたから、もうだっこいいのー?」と来たけど(安静中抱っこ出来ない間、「赤ちゃんが出てきたら!」って言い聞かせてたので。)、さすがに長男は重いので座った状態のお膝の上で勘弁してもらって。
米3合分のおにぎりを男3人で食べて待っててもらったのだが、私に用意された病院の朝ごはんを狙う男児2人。
結局、子供たちと分け合って食べました。
このように、分娩室から戻った瞬間から3人育児開始☆
我が家はめちゃスパルタだわ~(笑)
その後、昼寝のために長男&次男の寝かし付けたのは私や。(ちゃんと証拠写真撮っといたw)
上の子立会いで出産できなかったこと
神戸医療センターでは妊婦検診が始まったら妊娠前期中に出産申し込みの書類を提出するのですが、その中にバースプランというか、出産や入院の部屋の希望を書いて助産師さんに渡します。
そこに、LDRが空いていればそこで子連れ入院はもちろん、上の子たちと夫の立会いで出産したいことも記入していたのですが、子供が立会い出産不可になったことを知ったのは入院が決まってからでした。
ただ妊婦検診中に助産師さんと、『もしも夫が不在時に陣痛が始まったら』っていう話はしてたんです。
LDRが空いていれば、私と子供たちは陣痛タクシーで病院へ。
連絡すれば2時間くらいで姉が来てくれるので、それまで子供たちの面倒は自分で見る。
LDRが空いていなければ、子供たちと一緒に待合スペースでいきみ逃し。
姉の到着がしたら分娩室へ。
姉の到着より前に産まれそうなら、子供たちだけを待合スペースに残して私は分娩室に移動することになる。
そういう話でした。
だから「兎にも角にもLDRが空いてなければ、私は待合スペースでいきみ逃しか・・・。(遠い目)」と腹をくくっていたのですが、蓋を開けてみれば出産するときはどこの部屋でも関係なく子供は入れないだなんて。
夫の帰国も間に合ったし、LDRも空いてるし、なんだかんだで希望通りやん♫と思ってたのに、病院側との意思疎通が不十分でした。
子供同士のご対面
私自身は夫の出産立会いはどうでもいいと言うか、むしろ要るか?と思っていたので分娩室にいなくて静かに出産できて良かったと思っているのですが、心配だったのは子供たちがどんな風に赤ちゃんを迎えるかということ。
子供たちは出産シーン見てなくても、『赤ちゃんはママ(私)から出てきた』ってちゃんと分かるんかな?って。
いきなりパンパンやったママのお腹がぺちゃんこになって「ハイ!弟やで~♪」って赤ちゃん連れてこられるって、イメージ出来んけどどんな感じよ?って思ってたんで。
でも、よくよく考えてみたら多分世間ではこのシチュエーションの方が多数やわな。
ほんで、目の前で血だらけで顔色悪い赤ん坊が母親の股の間から出てくる…っていうのも、同じくらいインパクトあり過ぎるわな。
結果的に言うと、長男は両方のバージョンを経験してるけど、どっちでもちゃんと弟のこと理解してるし赤ちゃんのこと可愛がってくれてるから、多分どっちだって関係ない。
ただ、とても残念なことに、私は赤ちゃんと上の子たちのご対面の瞬間を見れてないねんな~。
私が着替えして排尿出来るか確認してる間に、先に赤ちゃんだけLDRに移動してたから。
後から私が行ったときにはもうすでにご対面の一連のリアクションは終了済みで、上の子たちは遊んだりお菓子食べたりしてたわ。
長男「みて~!こっち!あかちゃんやでー!かわいいやろ~?」と得意げな顔。
うん、知ってるわ。さっきママから出てきたやつわ。
次男は優しく赤ちゃんをよしよししてあげながら、すでにお兄ちゃん気分で満足気な顔。
そして、うるさいお兄ちゃん達に囲まれながらもスヤスヤ寝ている三男坊。
守るべき宝物が1個増えた瞬間。
上の子たちの病院での過ごし方
出産前に新しいおもちゃ(お絵描き帳とか幼児用雑誌)を用意したり、DVDプレーヤーも購入してました。
4歳目前と1歳半じゃ、2人で遊ぶといっても一瞬だけであまり期待できず。
夫に持ってるようにと渡されたi padは、you tubeとかゲームとか出来て便利でした。
あとは、困ったときはお菓子さま。
普段は市販のお菓子をあまり与えていないので、めっちゃ釣れます。
私が診察してもらってる間とか、看護師さんが持ってきた器具ガンガン触ろうとするねん。
そんなときはラムネの小袋とか持たせて、紛らわせて。
それでも子供たちはヒマやんなぁ。
自宅安静中も外にほとんど連れて行ってあげられくてずっと家の中で過ごしてたけど、お家のジャングルジム&滑り台&ブランコの遊具で体力使ってもらってました。
LDRは自宅よりもずっと広いけど「触ったらアカン!」って言われるものがあったり、ベッドやソファーから身を乗り出して危なかったり、赤ちゃんの寝てるコットをガーーッ!!って押してそのままドン!!って壁にぶつけたり。
家やったら多少許される暴れん坊も、場所が変わると興奮して何倍!ってなるから手に負えん。
そこで出産した当日は、お夕飯を終えても興奮しっ放しの上の子たちを夫にお願いして自宅に連れて帰ってもらいました。
もうお風呂入って寝るだけっていう段階やから、夫一人でもなんとかしてくれるやろうと信じて。
落ち着いた頃を見計らって電話したけど全然出てくれんくて、心配になって「家着いてる?子供たちちゃんと寝た?」って、何度かメールしたけど全然返ってこんくて、
あぁ~~っっ!!もう、離れてると心配っっ!!!!
って、結局あんまり眠れんまま私は朝を迎えて、ぼーっと朝ごはん食べてたら、「寝てたわ。」ってメール返ってきてん。
せやろな!!!!
けど「子供らちゃんと寝たよ。」って一言あるだけで、私の安心感全然違うねんって。
ま、そんなん思うのは母親だけなんやろけど…┐( ̄ヘ ̄)┌
それから朝ごはん食べた後に上の子たちが病院に来て、お夕飯終わるまで私&赤ちゃんと一緒に過ごして、夜は次男だけ旦那と一緒に自宅でお風呂&寝るっていうスタイルで、入院生活が始まりました。
長男は断固『ママと一緒に寝る!!!』って言うので、もう24時間ずーーっと一緒にいました。
長男は赤ちゃんの頃から夜泣きが続いており絶対に旦那では対処しきれんやろな…と思ってたし、一緒に寝泊まり出来て私的には安心でした。
泣くと暴れるし、話聞かへんし、大変やねん。
(ちなみに夫は夜泣きに気づかないくらい、一度寝ると起きません。)
病院では夜泣きはしても、暴れんかったので助かりました。
ソファーベッドは私のベッドからちょっと離れたところに置いてるし、落ちそうで怖かったので、結局私のベッドで長男も一緒に寝て。
ホンマやったら家の方がゆっくり寝れるんやろうけど、長男が望むなら…って。
食事は病院は私分しか用意がないので、赤ちゃんの診察中に売店に買いに行き食べるときに電子レンジ(病棟の食事室に備えられた)で温めて分け合って食べてました。
近所の美味しいパン屋さんのお気に入りパンを差し入れてもらって、それもずっと食べてました。
助産師さんに病院食以外の物を食べてるとこ見られても全然うるさく言われなかったんで、好きなもの食べてたわ。
さすが放置系!!
お菓子食べてるときに部屋に入ってきたときも「あ、えーよえーよ。お腹空くよなw」って笑ってたから。(長男の病院は母乳の質のために間食禁止だったの。)
退院前夜に課せられた試練。
そんな訳で私も退院までずっと一緒に過ごす気満々でおったのに、退院前日の朝「明日も赤ちゃんの体重がちゃんと増えてなかったら退院不可!」って助産師さんにイキナリ言われました。
あまりによく寝ているもんで上の子達の相手を優先した結果、気がつけば授乳の間隔がすごく開いていたんですよね。5・6時間とか余裕で。
「今日だけ上の子供たち、お家で旦那さんに見てもらえん?
明日退院出来たらまたみんなで一緒に寝られるんやし、退院出来んかったらあなたも困るでしょう。
赤ちゃんと2人きりの方が、お世話に集中できると思うから。」
夫に相談すると「昼間は無理やけど夜なら大丈夫。」と言うんで、仕事が終わり次第子供たちを迎えに来てもらうことになって。
その夜、もう半分寝ている長男をベビーカーに乗せて元気な次男は歩いてもらって、病棟の入り口まで見送りました。
そしたらそこで長男がハッ!!と気付いて、
「いや~!!ママと寝るのぉーー!帰らへーーん!!」
って大泣きし始めて、
私もその声に耐え切れんくなってエレベーターが来るのを待たずに部屋に戻ろうとしたら、
助産師さんに「つらいな~、でも明日赤ちゃんと一緒に退院できるようにするためやから。頑張ろな。」って部屋まで送ってくれて肩ポンポンってされて、もうそれでいっきに涙が溢れ出したわ。
安静って言われてから子供たちにはずっと色々我慢させてきて、それやのにまたこんなに泣かせてしもて…。
兄弟が増えるのは子供にとっても素敵なことって信じてるけど、こんな風に我慢させることも増えるんやな。って考えたり。
それに加えて、退院当日に夫は仕事に行きたかったらしく、
「朝イチでいつも通り子供たちを病院に連れてくるから、退院するときは、子供2人+入院の荷物+新生児連れてタクシーで帰るか、車置いて仕事行くから自分で運転して帰る?」
って言われて、
「何でやねん…私と誰の子供やねん…。」って落ち込んでてん。
夫の態度が「オレは仕事やねん。お前は病院で寝てるだけやけど。」みたいな雰囲気満々やったのが余計に悔しくて。
そういうのもぜーんぶ合わさって、大泣きしたんでした(恥)
結局夫は「退院のとき来んかったら、病院の人に驚かれそうやから。」と言って迎えに来てくれて、それから仕事に行きました。
《まとめ》子供も自分も安心できるスタイルが子連れ入院でした
この頃の夫は『育児は良いとこどりオンリー』で、かかりつけの小児科医にも「お宅の旦那は鮭やな。(子供作るだけ作ってあとは知らんって意味で。)」って言われるくらいで、
私は切迫早産で絶対安静だと言われても安静にすることも入院することもできず、
子供が1人→2人→3人と増えても誰かに協力してもらうこともできず、
ただ一人で何とかする術を身につけねばと必死な時期でした。
新生児はそれこそ寝てる時間も多いし、赤ちゃんのお世話しながら上の子の相手するのもそんなに大変じゃない。
そりゃオシモの違和感が残ってたり、後陣痛の痛みも半端じゃないし、寝不足やったりするけれども。
三男を出産したときは「私の家族はこれで揃った!」と気持ちが満たされていたので、
更年期が大変だとか何ぼのもんじゃい!
数十年後の自分の体心配して私が育児家事何もせんかったら、今目の前にいる子供らはどないなるねん!
父親が誰だろうが関係なく私の子であることは100%確実やねんから!
と、自分を奮い立たせていました。
(その後、第4子妊娠中に私の精神は崩壊するんですけどね。)
夫が上の子2人を任せられる人ではなかったので、子連れ入院して自分が一緒にいられて体力的には大変だったけど精神的にはすごく安心でした。
子供、特に長男の望むかたちが私と赤ちゃんと一緒に過ごすことだったので、それを叶えるためにも子連れ入院をして本当に良かったです。
追伸、
三男出産後、初めて自分の胎盤を見せてもらったんです。
手の平2つ分くらいの大きなレバーの塊。
それはお腹の中だから実際には見えないけど、体の外でこの面積が急に剥がれたら大怪我も大怪我で大出血。
子宮が小さく戻るにつれてその剥がれた部分も小さくなるから、ゆっくり休んで子宮が早く戻るようにしないといけないのよ。
って、胎盤を見せてくれた助産師さんが話をしてくれました。
これ、世の男性も聞いておくべき話やと思うわ。
私の胎盤、10ヶ月間お疲れ様でした。