こんにちは、メリッサです。
先日書いた「愛情表現の違い」という記事にもつながるのですが、コントロールドラマについてしっかりと理解していこうと思います。
いつも長くなりがちなので、短く数回に分けて、最後まで頑張る!笑
まず初回はコントロールドラマについて。
- MPについて
- ドラマを演じる目的
本当は「愛してるし、愛されたいんだよー!」っていう心の裏返し。
これを忘れるとコントロールドラマはなくならないような気がします。
最終的には自分がコントロールドラマから脱却し、自らを満たし、与えられる人になることで、周りの人たちもドラマから抜け出す未来を目指しています!
Contents
コントロールドラマって何だろう?
コントロールドラマという言葉は、『聖なる予言』 byジェームズ・レッドフィールドという本から生まれました。
第6の知恵には、「私たちは両親の進化延長線上にいて、両親がやり残したことと両親から与えられたものを調和させることで、自分が何をすべきなのかが分かる。」とあります。
それを阻害するエネルギーの奪い合いとして、コントロールドラマが登場します。
そもそもエネルギーって何?って感じかもしれません。
エネルギーのことを前記事ではMPと書きました。
(マジックパワーではなく、メンタルパワーね。)
聖なる予言の中では、主人公はこのエネルギーを実際に目で見えるようになります。
スーパーサイヤ人みたいなイメージ。
満たされてると大きくなって、奪われると小さくなる。
これはそのまま心の状態も表します。
奪ってるときは、ぴゅーっと伸びていって吸い取ってる様子が見えてるんですよね。
ちょっと面白いですよね。笑
誰かを気に掛けているときは、その人の方へ伸びていく。
だから片想いしてたら一瞬でバレちゃう!
こうなると平安時代の「昨晩あなたが夢に出てきたわよ。私のコトが好きなのね?」っていう考えもあながちハズレではない気がしますな。
MP(エネルギー/メンタルパワー)とは
残念ながら私は特殊能力を持ち合わせておりませんので、人のエネルギーを実際に見ることはできません。
(おそらくオーラと同じようなものだと思いますが、私はオーラも見えません。)
え、あなたもですか?
でも、がっかりする必要はなくて。
見えなくても、ちゃんと感じられるから大丈夫。
心が満たされているとき
美しいとか、嬉しいとか、好きとかに包まれたときの気分。
心がじんわり温かくて、明るく、元気になる。
体がいつもより軽くなって、いつも以上のパフォーマンスができたり。
新しくて魅力的なアイデアがどんどん浮かんだり。
人が見たら大変そうでも、パワフルに動き回れる。
自分を信じてみても良いような気がして、ポジティブな思考回路が生まれる。
応援してもらったら、やる気が湧いてくる。
ホームでの試合で、盛り上がって奇跡の逆転劇が生まれる。
毎日キレイな言葉を掛けてもらった植物は、早く立派な花が咲く。
子どもがグズグズ言っても「どうしたの?」って優しく微笑んであげられそう。
与えられる余裕があるくらい、心が満たされている状態。
「心のコップに水がいっぱい」という表現、聞いたことないですか?
心が満たされていないとき
心が重く、暗く、悲しく、とにかく嫌な感じがする。
喪失感で、体まで重く感じることもある。
胸がズンと痛む。
何をしても何を言っても、うまくいかない。
自信を失って、存在する価値がないように思えてくる。
この世界に1人ぼっちになったような、誰からも必要とされない、愛されていないという怖さに襲われる。
いつまでもこの雨は降りやまないんじゃないかと思う、ネガティブ思考に陥る。
こんなときに子どもがグズグズ言ったら、「泣きたいのはこっちの方よ!」とイライラして、感情的になって、さらに酷い言葉で傷付けてしまう。
そんな自分に罪悪感と、自己嫌悪。
つまりMPとは
このように心の状態を左右するのがMP(あるいはエネルギー)です。
安心感や満足感、美しさや心地良さに感動したときの気持ち。
感謝。
愛し愛されているという実感。
こんなとき、MPが増えるのを感じます。
逆に、疎外感や孤独、不安、嫉妬、疑い、焦り、イライラ、悲しみなどを感じるときは減る。
貰ったり、奪ったり、受け取ったり、増えたり、減ったりするもの。
渇き飢えている状態で、誰かに与えることはできません。
与えるには、自分の心が満たされている必要があります。
【オススメ】分かりやすく本で学ぶ
誰かのバケツに水を注げば、自分のバケツにも水がたまる。
逆に、相手のバケツの水をくみ出せば、自分のバケツの水も減る。
心の中の幸福のバケツより引用
つまり与えているときは、自分のMPも増えています。
まさにwin-win!笑
ちなみにこの本、ストレングスファインダーの著者が書いた本で、診断用のピンコードついてます♡
お得感満載!
コントロールドラマの目的
MPを増やす方法は、生まれ育った家庭環境で身につけます。
心のコップが渇いてきたのに、全然与えてもらえない子ども。
両親のMPが少ないから、与えることができない。
MPが少ないときは視野も狭いしネガティブ傾向が強まるので、自ら満たせることを忘れがち・・・。
というわけで、人から奪いたくなります。
奪えるのは当然、自分よりも弱者から。
力だけではなく、ここでは『コントロールしやすい人間』という意味で。
親の身近にいる弱者。
つまり、親は子供からMPを奪おうとするわけですな。
親からMPを奪われた子供は、奪い返したり、奪われないように身を守る術を身につけます。
そうするうちに、奪い合いでしかMPを増やす方法がないと思い込むのです。
あるいは、奪い合いでMPを増やす方が手っ取り早いと勘違いするのです。
はてさて、奪い合いで得られたMPは心の渇きを癒してくれるでしょうか?
心のバケツ理論で言うと、奪い取ったときは自分のバケツからも水が減ってます。
奪えるMPは大した量ではなく、効力は短時間しかないもの。
つまり一時しのぎにしかならない、と考えて良さそうです。
本当に愛し愛されているという実感から得られる安心感や満足感は、一時のものではありませんよね。
絶対的な自信となり、少し落ち込んだときでも、励まして元気づけてくれる存在です。
私たちはとても小さかった赤ちゃんのころ、あるいはそれ以前に、この本当のMPを信じられたときがありました。
それを心のどこかで忘れられずに、覚えているのです。
だから、奪い合いで得られた一時しのぎのMPなんかで満足できるはずもなく、もっともっと欲しくなってしまうんですね。
MPを奪うために、一度成功した奪い合いの方法を何度も繰り返し、
慣れ親しんだ役を演じるようになり、
うまくいくために自分の役にピッタリの相手役を用意します。
ヒーローには敵が必要で、悲劇のヒロインにはイジメ役が必要なのです。
のび太にはジャイアン。
シンデレラには継母。
アンパンマンにはバイキンマン。
仮面ライダーにはショッカー。
意地悪されてるから助けてくれる魔女や王子様やドラえもんに出会えるし、
ちょびっと強い敵がいるからやっつけてチヤホヤしてもらえる。
バイキンマンがおらんかったら、ただニコニコしてるだけの丸顔のおっさんやからな。
顔食べさせるとか、よく考えたらぞっとするわ。(あ、スミマセン私あんま好きじゃないんですよ彼。)
話を元に戻しましょう。
いえ、繋がってないわけじゃないですが。
MPを奪うには決まりきったパターンがあって、そのシナリオ通りに演じてくれる相手役を用意するという話です。
【まとめ】MPを満たせるようになれば自己肯定感も育ちます!
役の話まで行くつもりだったんですが、長くなったので1回目はここでまとめます。
- MPは、安心感や満足感、感謝、愛されているという実感があると増える。
- 逆に愛されていないかもと不安になると、減る。
- MP満タンだとポジティブ傾向が強まり、少なくなってくるとネガティブ思考になりがち。
- 子供のころに両親の影響で、奪い合いを覚える。
- 奪い合いで得られたMPは一時しのぎでしかない。
- 一時しのぎのMPでは満足できずに、繰り返す。
MPとは、エネルギー/心のコップ(あるいはバケツ)の水/愛などと呼ばれます。
まぁ呼び方は何でもイイんですが、気に入ってるので私はMPにしました。笑
MPは奪い合いでなく、自ら満たすことができる。
与えることで、自分のMPも増える。
MPは自己愛、自己肯定感、自尊心といった、自己実現や願いを叶えるには必要不可欠な心の筋力に直結します。
では次回はコントロールドラマの役について、です。