こんにちは、メリッサです。
近頃、自己肯定感とか自分軸について書くことが多いのですが、その中でよく出てくる言葉があります。
それは、「ありのままの自分」とか「自分らしさ」とか「本来の自分」というもの。
思わずエルサが歌っているシーンを思い出しちゃう?笑
- 自己肯定感では「自己を肯定する」というけど、自己って何のこと?
- 自分らしさって、何?
- ありのままってどういう状態?
- 自分を好きだけど、嫌いなとこダメなとこもある。
- 嫌いなところも全部肯定するの?
これらの疑問に、自分なりの答えを出してみました。
Contents
“自分らしい”とか“ありのまま”って何だろう?
友人との会話で、「メリちゃんぽいわー!笑」と言われてほっとしたり、「らしくないよ。」と言れて私らしいって何よって、ちょっとムッとしてしまったことがあります。
これは多分、自分と人が自分を見たときのイメージが合ってるかズレてるか。
自分が自分のことを見るときは「こんな人でいたい」という希望的観測が含まれるけど、人は今のそのままの状態を見て図星をついてくるので、「イタタ…!」となるんでしょうね。
では、ありのままの私や私らしさというのは、今のそのままの状態のみを指すのでしょうか?
親や先生に言われた“こうあるべき”
私たちが教わってきたこれまでの日本の教育(特に義務教育)では、みんなと同じことができるとか、言われたことが出来るとか、平均点が取れることが重要とされてきました。
そして私たちの親世代が子供の頃は、もっと皆が同じであるべきとされていたので、その考えは親になったとき子育てに強く影響しています。
算数が100点で国語が30点だったら、もっと難しい数学に挑戦させてみよう!ではなくて、国語をまず平均点目指そう!と言われる。
もちろん国語力も必要だけど、書ける漢字が少なくたって算数の分野で活躍すればいいじゃない?とは言われない。
活発で運動が得意な子は、じっと話を聞くことが苦手だと、落ち着きがない子とされてしまう。
感情表現が言葉ではなく絵に偏り過ぎている場合は、1人の世界にこもりがちとされてしまう。
どれだけ可能性を秘めていようと、親や先生に扱いきれないことは都合が悪い。
だって想定以上の数学や体育や芸術は、教えられないんだもの。
親や先生にとって都合が悪いと、本来は魅力になりえた性格や個性が短所になってしまう。
大人にとって都合が良い場合は長所、不都合だと短所だなんて、そんなのおかしいですよね。
(でも、そんな時代はもう終わりです。
長所を長所として伸ばそうという教育も始まっています。もっと浸透してほしい。)
強みも苦手も全部自分らしさとして受け入れたい
親や先生から「出来るだけバランス良く、どんな能力も性格も平均点が正解!」と言われて育った私たちは、みんな同じキレイな円でいることが理想だと思い込まされています。
みんなが同じ制服を着て、同じカバンと靴で、黒い髪で、工場で作られたみたいに似ている学生を見ても、違和感はないですもんね。むしろそれが普通とされている世界。
足りない部分に注目:自己肯定感が低い
円を正解だとすると、足りていない部分に注目してしまう。
足りていない部分は人より劣っているとされたり、短所とされる。頑張って伸ばしなさい!と言われたり、ダメな自分は出来損ないだと思ってしまう。
円から飛び出ている部分は過剰な部分となり、時に攻撃の対象にもなる。そこで、目立たないように隠したり、無いことにする。
足りないところに注目するのは自己肯定感が低い人、あるいは自己否定が特技の人。
- ○○が出来ない私。
- このままじゃ嫌われちゃう。必要とされなくなったら、存在価値がない!
- そうならない為に、何とか○○が出来るようにならなきゃ・・・
- まだダメ、もっともっと頑張らなきゃ!!
出来ないことに対して、人に嫌われるだとか必要とされなくなるという不安があるので、もっともっと出来るようになるために頑張らなきゃ!と焦って首を絞めている、他人軸の状態。
努力は素晴らしいですが、本来なりたい自分像とは違うところを目指している場合だと正直シンドイんですよね。
全体にフォーカス:自己肯定
だけどもっと全体を見ると、こうなります。
円より飛び出ている部分が、長所や才能であることが分かります。
強みとして、もっと伸ばすこともできる。
本来の自分は、そのままで十分輝いている。
わざわざ足りないところに注目して、卑下したり焦ったりする必要はありません。
これを円に無理やり近付けようとすると、歪んで星ではなくなってしまって、輝きが損なわれるかもしれません。苦しくなるかもしれません。
たとえ円に届いていないところがあったとしても、
- ここが自分の苦手ポイント・弱点だと認識する
- そんなところもあるさ、人間だもの。(肯定)
- どんな風になりたい?どんな自分でありたい?
- そのために今自分が出来ることってなんだろう?
こんな風にまず自分の弱点を受け入れて、肯定して、一番大切にしていることは「どんな自分でありたいと自分が思っているか?」という自分軸の状態。
本当に自分が目指しているところに向かって努力するのは、大変だとしてもどこか楽しかったりワクワクする気持ちがあるので頑張れます。
人は人、私は私
強みや才能をもっと伸ばしたいと望むこともまた、ありのままの自分。
あなたの個性や強みが誰かの役に立ち、あなたの苦手なことを得意とする誰かがきっとあなたの役に立ってくれる。
自分の得意なことが誰かの役に立てるって、嬉しいでしょう?
だから誰かがあなたのために得意を発揮してくれるときも、きっと喜んで助けてくれてるはず。
ホラ!だからあなたに弱点や苦手なことがあるっていうのもまた、誰かの役に立ってるんだよ。
じゃあ星で満足していなきゃいけないの?円くなりたいと思うのは悪なの?というと、またそれも違うくて、
ダメな部分も出来るようになりたいとか、直したいとか、丸に近づきたいと望むのも全部ひっくるめて、自分らしさとして肯定してあげたい。
足りないところがあるから、飛び出た部分が才能になると思えば、円に届いていない部分もあって良いよねと受け入れられる。
本来は円を目指す必要なんてないかもしれないけど、できないことをもっと出来るようになりたいと思うことは悪いことじゃないもんね。
星の形は十人十色で、みんな違っていい。みんな違うから良い。
次の世代では、円を目指すべきという概念がもっとなくなっていくだろうから、もっといろんなカタチの星になるはず。
自己肯定感を育てる第一歩は、人は人・自分は自分を認めてあげるところから始まるかなと思う。
自分らしくいると、嫌われないかって?
できないことが沢山あったり、ダメなところがあったら、嫌われるんじゃないかって?
1人で生きてる人なんていない。
お互いにできないことがあるからこそお互いの役に立てるって、さっき分かったトコでしょ?笑
嫌われても良いじゃない。ダメ?誰に嫌われたら困るの?
そりゃ自分が大好きな彼には嫌われるよりも好かれたいけどさ、『好きの反対は嫌いじゃなくて無関心』って聞いたことない?
以前の記事にも書いたんだけど、好きと嫌いの感情ってベクトルの向きが違うだけで大きさは一緒なんだよね。
好きのベクトルはめちゃ大きいのに嫌いはちょとだけとか、そんな風にはならないの。
特別嫌いなものが無いってことは、感情の振れ幅が狭いってこと。これだけは譲れない!っていう情熱もない。
人間関係に照らし合わせると、嫌われないということは大して好かれもしないということ。
それって、「自分という人間に、それほど興味を持たれることがない。」と言い換えられるんじゃないかなぁ?それってなんか寂しい・・・。
嫌われることがなければ表面上の人間関係が広く浅くで円滑かもしれないけど、何かが問題が起こったときに損得勘定でしか動けないような気がする。
メリットがなければ消耗してまで助ける必要なくない?という、ギブ&テイクの関係。
反対に、あなたの欠点を知った上でそれでも大好きと言ってくれる人がいたら、その人は問題が起こったときにデメリットがあっても助けようとしてくれるはず。
(例えば私の場合、家族や友人に対しての感情がこれに当てはまる。だからソースは私!)
その代わりに、きっと「いくら良いところがあったとも、関係なくあなたが嫌いなの!」っていう人もいるだろうけどね。笑
嫌われないことを求めるか、めちゃめちゃ大好きでいてくれる人を求めるか。
どこにフォーカスするか次第、っていうことが分かっていただけるだろうか。
この漫画は理想的で、この件に関してとても分かりやすい。期間限定なので無料のうちにぜひ読んでみて欲しい。
《まとめ》どこに注目するか、どんな人生でいたいか?
スリルのない平坦な人生に魅力を感じる人もいるだろう。
でも私はワクワクしたい!熱中できるものに出会いたい!大好きな人に愛されたい!
なら嫌われたって、困難にぶち当たったって、別にいいやw
・・・と、こんな風に思うようになった今。
気付いてしまいました!
もちろん、私はこれまでの人生で自己否定グセがついているので、ともすると足りない部分にフォーカスしてしまうときはきっとある。
だけど、
- 私は円を無理に目指す必要はない
- 短所は受け取り手次第で長所にもなれる
- 苦手や短所がある分、強みや長所が生きる
- 自分の得意が誰かの苦手に役立つ
- 得意なことが役に立つと嬉しい
- 自分に弱点や苦手があることが、誰かの役に立っている
- 嫌われない自分より、私の欠点を知った上で大好きと言ってくれる人がいる自分でいたい
と知った今、私がずっと足りない部分にフォーカスし続けることはないでしょう。
ありのままの自分全体を見て、強みや個性を生かせる場所を選びます。
ワクワクや楽しいことを追及するにあたって問題が起きたとしても、自己肯定感0で生きてきた間に培われた『逆境こそ燃えちゃう努力家』という強みが生きるはず。
強み診断や占いなどを利用して、自分が気付いていない自分の特性や、短所と思ってたけど実は長所であるところを知るのも、全体をフォーカスするには役立ちそうですね。
こちら▽のストレングスファインダーが有名ですが、
同じ診断サイトにアクセスできる、こちら▽の本が気になったので購入してみました。
届いたら診断して、またレビュー紹介しますね。