産み分けする時代に一言!子供の性別に希望とか抱かないでもらえる?

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こんちには、メリッサです。

我が家の兄弟は上から男・男・男・女。ちなみに継子は男で双子。

娘が生まれるまでは子供たちを連れて歩いているだけで全然知らない人から「え?全員男の子??」「お母さん、将来楽しみね♪」など、それはもう好き放題いろいろと言われておりまして。

4人目を妊娠してお腹が大きくになってくると、次はその性別がどっち!?と知り合いも知らない人もみんなが会えば「性別分かった?」「どっちだった??」と聞いてきました。

どっちだって良いんです!!!

無事に産まれてきてくれたら、どっちでも嬉しいんです!!

とまぁ出産前には心底うんざりするほどだったのですが、生まれてきてからは「お母さん、頑張ったね!やったね!!」と言われるので、余程女の子が欲しくて頑張った夫婦に思われてるのかもなぁ。

まぁそんな人たちに真実を伝えるのも無意味なので毎度「へぇへぇ。」とスルーするんですが、私は子供に性別を望んだことはありません。

どっちだっていいし、別に女の子が生まれるまで産み続けるんだ!みたいに思ったこともない。

むしろ妊娠中に性別が分かるまでに「女の子産んで髪の毛結んで可愛い服着せて…。」とか「絶対に男の子!親子でキャッチボール!!」と行き過ぎた妄想をする人が苦手です。

今日は子供の性別について、子供側の意見で「性別を望み過ぎないで!」と伝えたくて書きます。

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子供の性別に親の希望っている?産み分けして失敗しても愛してね

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ネットで産み分けと検索するといろいろ出てきますし、私の心のお師匠である福さん式の福さんだって産み分けして男女1人ずつ授かっています。

産み分けをすることを否定もしないし、女の子かな?男の子かな?どっちだろう??と性別が分からない時期にどっちなのか想像を膨らませることも素敵だと思っています。

もちろん私だって性別が分かるまでの妊娠中はどっちかな?どんな子かな?と、お腹の中の赤ちゃんについて色んな想像を膨らませていました。

私が言っているのは「産むなら女の子(あるいは男の子)よ!」と、妊娠する前産む前からもう自分はこう!と決めつける勢いで性別に強い思い入れやこだわりを持つこと。

その後、別の性別の子供を授かり出産したときに、ちゃんと愛せるの?大丈夫?っていう余計なお世話です。

なんでわざわざ余計な口出しをするかと言うと、私が両親にとって望んだ性別の子じゃなかったから。

「大丈夫。男の子が欲しいから産み分けしたけど、女の子だって可愛いんだからお腹の子供が女の子でも関係ない!」

という方がほとんどだと思いますし、そんな人は本当に大丈夫かもしれません。

でもそうじゃない人だっていることも事実。

悩み相談や質問に回答やアドバイスがもらえるQ&Aサイトでも、赤ちゃんの性別が分かって泣いてしまったとか、落ち込んだ気持ちをどう切り替えたらいいかとか、そういう質問が山ほど出てきます。

生まれたらそんなの関係ないくらい可愛いから大丈夫!

性別を悩んでいたことを忘れるくらい、その子の存在自体が嬉しい

などポジティブな意見も多く寄せられていますが、でも生まれてきた子が希望の性別じゃなくて可愛く思えない、周りが希望の性別を産んでいると妬んでしまうといった相談があることも確かなんです。

子供の性別が自分の理想と違っていたら、それを子供が感じていたら。

少し切ない、子供側の意見にも耳を傾けていただけますか?

男の子が欲しい両親の元に生まれてきた私

私にはちょうど1年違いの姉が1人、学年2コ下の弟が1人います。

姉が生まれる前も両親は男の子を希望していたそうなのですが、初めての子供なので性別はさほど関係なく歓迎されました。

そして母はすぐに2人目を妊娠します。

もう絶対に男の子!次こそ男の子!だってこのままじゃ跡取りがいないじゃない!!と父方の親戚も皆で男の子希望ムードが高まります。

父は5人兄弟の末っ子で、年の離れた兄たちの子供はみんな娘。

別に代々続く大きな家とかいうわけじゃないんですが、名字を絶やしたくない気持ちがあったんでしょうね。

皆で2人目の赤ちゃんに期待しましたが、生まれてきたのは女の子でした。

がっかりした夫婦は名前を考えることさえ忘れて、出生届を出すギリギリになってこのままじゃいけないと恩師の方が父方の祖母の名前を使ったら?と提案し、それが採用されます。

私の父方の祖母、つまり母にとって義母と同じ名前になった娘。

これ私ね、今は娘がいるのでリアルに想像できるんですけど、いくらなんでも義母と同じ名前とか絶対に全力阻止するし夫も絶対に嫌だって言うに決まってますけど、どうですか?

義母と同じ名前の娘。

私やったら、名前呼ばれへんわ…。

授乳するときに「かずこちゃん。」って義母と同じ名前呼んだらあのパンチパーマが脳裏に浮かんで、思わず娘の顔をおっぱいから離してしまいそう…。

とはいえ、出生届は受理されたので名前はおばあちゃんと孫が同じと言う(しかも父方なので名字まで一緒。同姓同名。)、なんとも妙な赤ちゃん。

せめて一文字もらって子や美をつけるくらいのアレンジしよか。

そしてその1年半後に次は待望の男の子が生まれてきました。

両親が長年温め続けた願いと祈りのこもった名前がつけられた末っ子長男の弟は、親戚中から待望の男児ということでまぁそれ以降は言わずもがな。全てを語る必要はありませんね。笑

子供には分かる。自分は望まれなかった子。

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この名づけのエピソードを詳しく知ったのは結婚式の披露宴中のことでした。

お酒が入ってご機嫌になった名付け親の方(おばあちゃんと同じ名前にしたら?と提案した人)が、私の案が採用されてと笑いながらペラペラと喋っていました。

私はもちろん祖母と同じ名前であることは分かっていたし、両親は男の子が欲しいと思っていたことも知っていたのですが、それ以上にストンと腑に落ちるところがあったんです。

あぁ、冗談じゃなく、あの人たちは男の子しかいらなかったんだ。と。

家のどこに居ても気まずく感じ、そこに居るようで居ないような存在だった私は、何が悪いのか何かいけないことをしたのかと常にどこかでこの言い様のない自分の扱われ方の理不尽さの原因は自分にあると考えて生きてきました。

でもその原因は、お股に忘れ物をして生まれてきてしまった私の存在そのものだったんです。

そうか、求められてなかったのか。

なるほど、と。

エピソード自体は悲しいもののように聞こえますが、本当になんかこうスッキリした気分だったんです。

今ではこれ夫婦での笑い話なので、あの笑ってくださいね。え、無理?

名付けエピソード以外にも、何となく自分が女の子であることに気まずく感じるところがいくつもありました。

両親は私の髪を常に短く切り揃え、いつも男の子と間違えられるような格好ばかりさせられていましたし、女の子が好むようなアニメやキャラクターは否定されていました。

女の子ならではのデリケートな話題も、母とは一度もしたことがありません。

常に「早く自分でお金を稼いで自力で生活しなさい。」と言われ続けていたので、姉弟の中で私だけは学校を卒業してすぐに家を出ました。

その後、結婚するまでの間に度々母に呼び出されて、祖母が生きている間にこんなことをされた、結婚するときだって出産するときだってこんな苦労を掛けられたという話を散々聞かされました。

同居していたわけではないので子供時代には気づきませんでしたが、きっと嫁姑関係はあまり良いとは言えなかったんでしょうね。

そんな姑と同じ名前をもつ娘。

なんか性別関係なく受け付けない部分が出てくる気もしますね。

結局私は母に必要とされていると感じるのは、この愚痴を聞く相手をしているときだけでした。

長年求められずにいたのに長男を産んで急にあれこれ干渉してくるようになったのですが、そのときにはすでに私の心が両親を、特に母を求めなくなっていました。

私は将来、自分の子供と将来絶対にこんな関係になりたくありません。

今、私の家族は夫と子供たちだけです。

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私は夫と結婚して子供たちが生まれて、初めて私の存在を必要としてくれる人に出会いました。

それまではどこにも属すことのできない、心底のところで私を求めてくれる人なんていないと思っていたので、あまり大きな声では言えませんが、簡単に誘えるタイプの女だったと思いますが、今は違うと言えます。

末の子がお腹にいるとき、生まれるまで性別は聞かないようにしていたのに先生がぽろっと女の子って言っちゃって、そのときはまず自分のような女の子にだけはならないように、絶対にならないように育てなきゃいけないと、責任の重さに潰されそうになりました。

自分みたいにだけは。自分みたいにだけは。

そういう不安も確かに心にあって出産しましたが、もう生まれてきた娘を見てそんな心配は吹き飛びました。

性別なんて本当にこれっぽっちも関係なく、ただただ目の前の我が子はとてもかわいくて。

もうこの子がいないなんて考えられないくらい、大切な存在です。

絶対に義母と同じ名前なんてつけられません!!!

もちろん、他の子供たちも全員同じです。

そういえば次男は生まれてくるまで検診では女の子と言われていたのに、出てきたら立派なモノがついていて、4人目にして女子キタ━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━!!だった夫も大爆笑でした。

だから、三男が男の子って分かって「えぇー、残念!」「もう1人頑張るんでしょ?w」と言われたり、娘が生まれて「でかしたね!」「嬉しいでしょ?」と言われると、ものすごく心外なのです。

性別なんてまったく関係なく、子供たちは全員そのままで愛おしい存在なんです。

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《まとめ》子供には自分が必要とされていると感じていて欲しい

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子供には全員、自分は大切で必要とされている存在だということをずっと感じていられるような母親でい続けたいと思っています。

性別や生まれた順番に関係なく、誰一人欠けていてもダメなんです。

必要とされている実感を感じたことがないと、必要としていることを上手く伝えられなかったり感情が上手に表せなかったりします。

よく虐待された子供は我が子に同じことを繰り返すといいますが、自分がしてもらったこと・されたこと以外をするのって難しいのかもしれません。

そりゃ私も人間なんで、長男とネチネチ喧嘩を長引かせたり、次男の扱いに苦労したり、三男に黙れ小僧!と思うこともありますが、みんなのことを大好きな気持ちは変わりません。

「こどものこと愛してる?」と聞かれたら、ごめんなさい。

私は愛してるという感情がイマイチよく分かりません。

でも、子供達には愛されているという実感を知らずに育って欲しくないので、一生懸命大好きな気持ちを伝えていこうと思います。

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