出産するとき上の子はどうする?経験者(3回)が語る子連れ入院について

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こんにちは、メリッサです。

目指すは『神戸の肝っ玉母ちゃん』で、頼れるのは自分のみ(m9`Д´)ビシッ!!って方針でやってきました。

実両親とは絶縁してるし、義両親は・・・あくまで義両親なんでね。嫁としての勤めは果たさねばという気持ちでいますが頼れません。

夫?

1人目出産の際、予定日に出発するアメリカ行きの飛行機チケットを予約した夫が頼れるかって??

そんなわけで2人目以降の出産は否応なしに選択肢が子連れ入院1つ!

なので子連れ入院について語らせていただくと、熱くなりますよ?笑

私は子連れ入院推進派です。条件さえ揃ってれば。

祖父母に預け慣れていたり、信頼関係ばっちりで遠慮せずにお願いできるのであれば、出産前後に頼るのも一種の親孝行になりそう。

でもそうじゃなければ心配の種が増えるだけ。

メリットもデメリットもある子連れ入院。

どんな出産・入院生活になるのか具体的にイメージすることで、2人目を出産するときは上の子をどうしよう?ではなく、家族全員で新しい仲間を迎えてあげるにはどうすべきかを考えるヒントになるかもしれません。

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子連れ入院ってどんな?上の子と一緒に新しい家族を迎える

私は2人目以降の出産は3回とも子連れ入院で出産しました。

事情があって三男は1人で分娩室で出産しましたが、次男と長女は子供たちも立ち会いで出産しています。

上の子を預けるという選択肢はなく(環境的にも私の希望的にも)、その上もしかしたら夫の不在中に上の子を連れて出産しなければいけないかもしれないという状況だったので、子連れで出産・入院できるところを探すしかありませんでした。

子連れ入院ができる病院探し

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子連れ入院ができる病院を探すときは、まず自分の求める条件が何で、それらをすべて満たす病院があるのか?全てが無理な場合は何を優先させるのか?を決めておく必要があります。

  • とにかく上の子を預けるところがないので、一緒に入院できたら後は何とでもする!
  • サービスやフォローは望まないから、予算を抑えたい
  • 子供がママっ子なので、夜に夫だけ(あるいは祖父母だけ)という状況が心配
  • 自宅に戻ったら家事や赤ちゃんのお世話で手一杯になりそうだから、入院中は上の子にできるだけ手をかけてあげたい
  • 預けるところがないから子連れ入院しか選択肢はないけど、自分もしっかり休めるようにフォローして欲しい

など、自分が子連れ入院を考える理由や求めるものによって、選ぶべき産院がかわってきます。

①出産するとき上の子は?

子供の立ち会い出産が可能なところ・出産する母親以外の保護者がついていれば立ち会い出産が可能なところ・託児サービスがあるところ・分娩時は外で保護者と待機など、産後の子連れ入院は可能でも陣痛から分娩までの子供への対応は病院によって違います。

保護者の付き添いがあれば立ち会い出産や待機が可能でも、もしも上の子と母親だけでいるときに陣痛がきたら父親が到着するまでの間は2人だけという場合はどうなるのか。

出産は赤ちゃんと母体に万が一があることなので病院の方針は簡単に変えられません。

とはいえ此方の事情が変えられないことも同じ。

上の子の年齢によって必要なサポートは違ってきますが、あらゆる可能性を想定してこういう場合はどうなのか?ということをしっかり確認しておく必要があります。

②出産・入院費用の予算…子連れだと追加費用が必須

子連れ入院となると部屋代や食事代などの追加費用が必要になる場合がほとんどです。

個室や特別室のみ子連れ入院可といった病院も多く、その場合、入院期間によらず一定額なのか万が一退院が延びた場合は泊数で増えるのか(こっちの方が多い)で負担が大きく変わります。

一緒に寝泊りしてもいいけど基本ノータッチという病院もあり、その場合は旦那様に上の子の食事の買い出しをお願いするか自分で売店に買いに行くことになるので、入院中に現金が必要です。

出産育児一時金が出るとはいえ出産・入院費用は大きな出費。

昼間は一時保育に頼んで夜は旦那様が・・・という風に、他の選択肢で必要になる負担と比較することも大事です。

③入院中の生活や病院側のフォロー体制について

産後すぐの母体はまだ体調が回復していないので、入院中の赤ちゃんのお世話だけでも大変な時期です。

特に2人目以降になると後陣痛も辛い。

日中は上の子の託児サービスがあったり、赤ちゃんの母子同室・別室が選べたり、夜もお願いすれば預かってくれるなど、子連れ入院する際にどんなフォローしてくれるのかというのは母親の回復にも大きく関わってきます。

自分の体力や旦那様の協力体制と相談してどれくらいならやっていけそうなのか、上の子とずっと室内だけで過ごす場合はどんな過ごし方をして乗り切るのかを想像してみて下さい。

赤ちゃんが寝ている間もずっと上の子の遊び相手をするママも大変ですが、幼い子供にとっても慣れない病室で出来るだけ静かに過ごすというのもなかなかストレスが溜まりそうな環境ですよね。

④出産する場所は病院?助産院?自宅?

子連れ入院が可能な産院は、個人経営のレディースクリニックや助産院が多いです。

また助産師さんに来てもらって自宅で出産すると、上の子も気兼ねなく過ごすことができるのでストレスも少なく済みそうです。

ただし緊急時の対応には限度があるため、何かあった場合は別の病院へ救急搬送ということにもなりかねません。

一方、大きな病院でも子連れ入院が可能なところはありますが、感染症を防ぐために病室からの外出が禁止されていたり、年齢制限があったり、大人の付き添いが必要だったりと、他の患者さんや妊産婦さんも多く抱えているためにあまり融通が利きません。

問題がない場合は子連れ入院ができても、母子どちらかに安静が必要な場合などは不可など条件付のところも。

どちらの場合にせよ、予想外の場合に対応ができるように万が一のケースに備えておく必要があります。

子連れ入院のメリット・デメリットについて

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私が実際に3回の子連れ入院を経験して感じたメリットとデメリットです。

経済状況や旦那様の職場環境、上の子供の年齢や性格で変わるので、参考までに。

ちなみに私の出産当時の基本条件はというと…

  • 実両親は絶縁中なので問題外、義両親は現役で仕事しているので急の対応は不可
  • 夫は日本にいるときは比較的スケジュール対応が可能だけど、アメリカにいるときに急な陣痛となると私1人で上の子を連れてという出産になる。その場合は登録済みの陣痛タクシーを利用して産院へ。
  • 逆子や緊急事態を除けば経膣分娩予定
  • 基本的に産後の入院中、夫は日中は仕事なので子供の世話を見られるのは私1人

私は子連れ入院する前は、

「急にママがお腹痛いって病院に行って、僕は急に他所に預けられて、ママにも全然会えないし、パパも帰ってくるの遅いし、寂しいし、やっとママお家に帰ってくるって聞いたのに帰ってきたらママは何か小っちゃい赤ちゃんをずっと抱っこしてて、遊ぼうって言っても後でねって言われて、でもこっちも見て欲しいから大きな声を出したら静かにしなさい!って怒られるんだ…。」

って上の子が思っちゃう状況は絶対に嫌だな、避けたいなって思っていました。

メリット

  • 新しい仲間を家族みんなで歓迎してあげられる
  • 信頼できない人に預けて不安になるよりも、精神的に楽
  • 退院後の新生活への移行がスムーズ

義両親は多分泣きつけば上の子の面倒をみてくれたでしょうけど、私が子供を預けられる相手かという点で信頼していない&子供だけで寝泊りするほど慣れていないので却下。(理由は長くなりすぎるので省略。またいずれw)

近くの乳児院は夜だけ帰宅というのができず一定期間ずっと滞在という選択のみで、急に知らない場所や人に囲まれる生活になると不安になりそう。

家政婦さんやベビーシッターさんを雇う経済的余裕もない。

そんな私には子連れ入院という選択肢しかないと思えるくらい、ピッタリでした。

実家(とか義実家)で里帰り出産するか、自宅に来てもらって手伝ってもらうなどがない場合は、退院したらすぐに日常生活が待っています。

自分と赤ちゃんだけならまだしも上の子には3食用意しなきゃいけないし、夫も仕事行かなきゃだし、家事と子育てと赤ちゃんのお世話などやらなきゃいけないことがいくらでもあります。

もちろん退院後から全てをやるとなると大変なので、うまく手抜きして夫にも協力してもらってやるわけですが、入院中は家事の負担がほぼないので、いざというときは赤ちゃんは預かってもらって、上の子と赤ちゃんのお世話の2人育児にまず慣れる期間です。

デメリット

  • 経済的な負担が増える
  • 母親の体力面はかなりキツイ
  • 上の子の協力も必要
  • 「妻はもう大丈夫!回復している!」という誤解を夫に与えてしまう

本来ならば産後入院中くらいゆっくりして体力回復に努めたい時期なのに、赤ちゃんのお世話をして寝てくれたと思ったら体力の有り余った上の子の遊び相手で、ママは休むヒマほぼなし。

パパに少し早めに仕事を切り上げてもらって夕方から小一時間は外遊びに連れ出してもらったり、上の子の食事の買い出しが必要ならパパの役割にしてもらうなど、協力が全くないと体力的にも精神的にもかなりツライです。

また、病院や他の妊産婦さんに迷惑を掛けるわけにはいかないし、自宅以上に気を張り詰めた状態で上の子のお世話をせざるをえません。

食事は運んでもらえるし、洗濯も掃除も毎日する必要ないし、家事がない分だけ少しだけ余裕があるのでなんとかなっているけれど、退院してすぐに元通りの生活ができるわけありません!

それなのに「自分が仕事に行っている間に病院で大丈夫だったんだから、慣れ親しんだ自分の自宅ならさらに余裕でなんとかできるでしょ(・ω<)テヘペロ♫」っていう幻想を抱きかねないのが男の脳ミソ。

出産前に目を覚まさせておかないと、退院後に精神的にも体力的にもドーーーンとやられますぜ。

また病室で上の子も過ごす場合は、触ってはいけないものがあったり大声で騒いだらいけないなど、我慢してもらう場面もたくさんあります。

夜中に赤ちゃんのお世話をする音や看護師さんの巡回で何度も目が覚めたり、お家とは違う環境での生活にストレスを感じることも出てくるでしょう。

ケーススタディー~私の子連れ入院体験談

ケース①次男出産編(長男 2歳半)

不妊治療中からずっと子連れ入院について調べていたので、紹介状をもらってすぐに神戸医療センターへ。

LDRが空いていればそこで長男と一緒に立ち会い出産が可能。

そのままLDRで子連れ入院ができて、夫の滞在もOK。

LDRの部屋代は1晩につき12,960円プラスで、子供の食事の調達は自分で。

LDRが空いていなければ、一般室か一般個室になるので子連れ入院・立ち会い出産は無理。

夫は長男の付き添いになるので、夫の立ち会いも不可となる。(私は夫の立ち会いはどうでもいい。笑)

LDRが空いていなくて子連れ入院ができなければ、入院期間中は一時保育を利用する予定で申し込みと準備をしていました。

そしていざやってきた陣痛。

間隔が短くなってきて産科病棟に電話をして、LDRが空いているかを一番に確認。

空いているとのことだったので家族全員で病院に向かい、長男と夫立ち会いで次男を出産。

検診中はずっと女の子だと言われていた2人目ちゃんに「あれ?ついてるよ??」と助産師さんが仰天してて、家族全員で大笑いしたのが5年前の話。

出産直後に長男が私がいきんでるところの真似してたな~。

長男と夫の協力で乗り切った次男出産後の入院生活でした。

詳しくは次男出産レポで⇒

次男出産は上の子立会い&子連れ入院で!陣痛がきたとき夫にできること
こんにちは、メリッサです。 4人兄弟の2番目、おっとりマイペースだけど面倒見のいい性格の次男が生まれたときの話。 まだ受精する前の、主席卵胞と...

ケース②三男出産編(長男 4歳直前・次男1歳半)

三男の妊娠が分かって、何の迷いもなく次男と同じ神戸医療センターへ。

基本的な条件は次男のときと変わっていないと言われて、LDRが空いている日に生まれてくることだけを祈っていました。

切迫早産になりながら。海外出張中の夫を呪いながら。

陣痛が始まって産科病棟に連絡すると、LDRが空いてるってことで家族で向かったけれど、LDRの暖房が間に合いそうにないし、切迫早産が続いていたので赤ちゃんの体重も少なめなのが心配とのことで、準備バッチリの分娩室で立ち会いなしで出産。

夫はLDRに入って小一時間ほどして急に「生まれたよ。」って言われて、「え??もう??実感わかん!!(汗)」ってなったそう。

出産後は私が日中長男と次男のお世話をして、夜は仕事を終えた夫が手伝いに来るかたち。

赤ちゃん返りの激しい長男に手を焼きつつも、自分の気力&体力で乗り切った三男出産後の入院生活でした。

詳しくは三男出産レポにて ⇒準備中

ケース③長女出産編(長男 小1・次男 年中・三男 2歳半)

今回も妊娠が分かって、迷わず神戸医療センターへ。

助産師さんには会うたびに事情を詳しく伝えてあったので、安心して迎えた妊娠8ヶ月目のある日「出産入院中のお子さんのお世話は誰に任せるか決まってますか?」って急に全然知らない助産師さんに。

これまで担当してくれていた助産師さんは、外来担当。

新助産師さん=実際に出産するときにお世話になる産科病棟の助産師さん。

産科病棟の看護師長が変わったらしく、細かいルールが外来と病棟で連携できていなかったらしく、子連れ入院する際には付き添いの保護者が妊産婦以外にもう1人必要になったなど、私には不利な状況に。

子供の立ち会いは付き添いの大人がいても無理。

夫が海外出張などでいない場合は誰か別の人に付き添いを要請し、その人が到着するまでは私が表の待合室で陣痛に耐えながら子供の世話をして、到着する前に生まれちゃうと言う場合は子供を待合室に放置して分娩室に入るしかないと言う。

今更そんなこと言われたって。

悔しいけれど病院の方針だと言われると何も言い返せず、最悪どこも受け入れてくれる産院がなければ戻ってくるという旨を伝えて、転院先を探す日々。

妊娠9ヶ月目に入ったころ、神助産師に出会っておかざきマタニティクリニックで出産が決定。

もしかしたら夫が海外出張中に生まれるかもしれないと伝えたら、数秒悩んだあとに、

「任しとき。ママの応援したれってビシビシ言うたるわ!笑」

と言ってくれて、この人がいれば1人でもやっていける!!と確信して転院。

特別室じゃないと子連れ入院・付き添い入院ができない上に追加料金も必要だけど、経産婦は入院期間を短縮できる上にエステやお祝い膳を省いたシンプルプランがあるということで、プラマイがほぼ相殺できたことも嬉しい♡

先生は「性別は秘密で!」って伝えてるにもかかわらずに「ふふっ♡ついてないですよ♡」ってポロッと言っちゃうような人だったけど、

実際は夫も日本にいるときに出産することができたけど、

家族全員で楽しく娘を迎えることができた、長女出産後の入院生活。

詳しくは長女出産レポにて ⇒準備中

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《まとめ》家族全員で新しい仲間を迎える!

せっかく新しい家族が増えるんだから家族全員でようこそ!って迎えてあげたい、というのが私の考え方。

だから子連れ入院できる産院が近くにあるなら利用しない手はないってくらいお勧めします。

ただし、体力を回復させる休み時間が削られることは確実。

子連れ入院で申し込んでおいて、いざ出産後に「今日はちょっと疲れてるからパパ連れて帰って、また明日の朝一緒に来てね。」ってなっても良い。

シッター代わりに実母が来てくれるっていうなら「(昼寝したいから)近くの公園に遊びに連れて行ってあげてくれる?」ってお願いしても良い。

体力に自信がないなら、余裕がなくなって上の子に当たってしまいそうと思うなら、旦那様や実両親・義両親が頼れるなら頼ったって全然良いと思います。

ただ想像しているよりも、産後の入院中は赤ちゃんは寝てる時間も長いし、出産ホルモンで自分は妙にハイテンションだし、なんとかなるっちゃなんとかなる!

上の子も妙に頼りになったりして「さすがやな~。兄ちゃんになったのね♡」って感じる場面にも出会えます。

  • 子連れ出産・入院で自分の優先ポイントに合わせた病院選び
  • おもちゃやDVDなどで上の子が退屈しないような工夫
  • 旦那様や家族に協力してもらえるなら、子連れ入院中も頼ったって良い!
  • 万が一のときに備えた対策もお忘れなく
  • こんな場合はこうしようというのを夫婦できちんと共有しておく

どんな方針・フォロー体制なのかは病院ごとに違うので、気になるところは直接質問して、万全の体制で新しい家族を迎えてあげましょう。

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