こんにちは、メリッサです。
コントロールドラマについて、詳しくは別記事(準備中)で説明するとして。
最近じっくり観察していてこれは何とかしたい!むしろ何とかせねば!と思ったので、この気持ちが新鮮なうちに書き記しておくことにします。
メリラボ読者(初めて検索から来たというそこの貴女も!)は、コントロールドラマ経験者あるいは現在進行形のはず。
なりたい自分になる為に重要な心の在り方、コップの水を満たす方法を知らず、奪い合いをすることで一時しのぎしてませんか?
あるいは家庭内で起こるコントロールドラマを見て、その様子に心を痛めていませんか?
私は夫と長男のドラマを目の当たりにして、
このままではいけない!
まず私が舞台から降りなくては!
そしてドラマを断ち切るためにも、自ら満たせると伝えたい!と思いました。
Contents
親子間のコントロールドラマを改善する
コントロールドラマを簡単に説明すると、
お互いが相手のMPを奪い合う目的で、それぞれの役を演じる
様子のこと。
MPはマジックパワーではなく、メンタルパワーね。
(心のパワーってことで勝手に付けたけど、今ググってみたらメンタルパワーって言葉が実際にあって驚いた!これはこれでめちゃ興味深い。)
ドラクエのMPは0になっても直接死には繋がらない。
けど、メンタルのMPはHPにもじわじわ影響するというところが大きな違い。
メンタルパワーは「愛されてるという実感」と言い換えることも出来ます。
愛されていると実感することが力になる。
我が家のコントロールドラマ
我が家の主なメンバーは、こんな感じ。
- 夫:尋問者、脅迫者
- 私:傍観者
- 長男(小4):被害者、尋問者
- 次男(小1):傍観者
- 三男(年長):被害者
- 娘(2歳):脅迫者
- 双子(社会人1年目):傍観者
- 義父:尋問者、脅迫者?
- 義母:傍観者、被害者
義両親は同居してないけど頻繁に会うし、コントロールドラマが生まれるので入れてみました。
コントロールドラマは、演じてしまう人が悪いわけじゃない。
そんな風に育ってきたので仕方ないし、そうやって人からMPを奪うことでしか減ってしまったMPを満たす方法を知らないだけ。
もちろん、私も自覚するまではコントロールドラマですぐに演じてしまう役がありました。
一番慣れ親しんだ役は、傍観者。
夫と長男が脅迫者と被害者のコントロールドラマを始めると、私は傍観者を演じていました。
お察しの通り、母は尋問者。(ちなみに父は脅迫者。)
私自身が母親になって子を叱るときは、尋問者になることもありました。
以前の夫がなりがちだったのは、尋問者。
私が傍観者だったから、尋問者を選んだんだろうなと思わないでもない。笑
(傍観者でいるためには尋問者が必要なのだ。)
尋問者あるあるで、夫はよく子供たちに「パパとママどっちが好き?」と聞くのだけど、私はこれ以上の愚問はないと思っている。
どっちも好きに決まってるだろう!
私はこんな夫と口論したら、とにかく自信がなくなる。
自分がこの世に存在する価値がない人間のように思える。
だけど、私は傍観者でいることをやめた(厳密には、やめる決意をした)し、子どもが被害者をすることが多くなった。
尋問者でうまくいくシーンが減ったことで、夫が脅迫者をする度合いが増えたように思う。
義家族を見ていても、脅迫者っぽい人はいないんだけど。
義父は尋問者。
義母は傍観者。でもたまに被害者なところもあるので、そこか!
言われてみれば、「かわいそうー!」と義母も夫もよく言う。
不満や愚痴を聞いてもらって、慰めてもらいたい、誰かに解決して欲しいってところは、まさに被害者。
ニュースや出来事を聞いてジャッジをする人が、誰かを被害者に仕立てあげるんじゃないかなと思う。
その人は、本当に可哀想だろうか?
観察していて気付いた問題点
最近気になっているのが、夫と長男のコントロールドラマ。(他の子の場合もあるけど長男が一番多い。)
まず夫は脅迫者、あるいは尋問者。
怒鳴って思い通りに動かそうとしたり、批判して間違っていたと思い込ませる。
長男は被害者。
それ以外の子は傍観者や、空気に耐えかねてピエロになったりもする。
とにかく子供たちの萎縮がすごい。
自信がどんどん失われていくのが分かるし、自分のやりたいことよりも親が何をして欲しいと思ってるかを優先しようとする。
これじゃ、まるで繰り返されてるじゃないか!
私と一緒にいることで、夫をコントロールドラマに余計に引きずり込んだ気もする。
ということは、脱するのも私の責任だ!
家族のコントロールドラマを解消しよう!
本来は、子供はコントロールドラマを演じなくても無条件でMPは与えられる!と自信満々でいて良いんです。
MPが減る前に、母親が与える。
父親や祖父母も与える。
これは一方通行で良くて、子供が幸せな様子を見てるだけで親のMPは満たされるはずなのだ。
それなのに、母親や家族が子供に与えられる心の状態じゃなくて、誰かから奪わないとやっていけないから子どもから奪おうとする。
奪われる子どもは、何とか奪われないようにする術を身につける。
奪われたら奪い返す術を身につける。
こうしてコントロールドラマは延々と繰り返されるわけなのだけど。
自分がまずコントロールドラマから抜け出し、家族のコントロールドラマを解消しようと思いました。
段階を追って、どんなことをやってきたか、今後どうしていこうと思ってるのかをまとめました。
1.自分がコントロールドラマの中にいると気付く
コントロールドラマが我が家でも起こっていると認めること。
始まった!と気付くこと。
「あ!今、まさにコントロールドラマの中にいる。」と自覚すること。
兎にも角にも、気付くことから始まります。
2.自分や家族が何を演じているのか気付く
自分が普段は傍観者であること。
子どもに説教するときは、尋問者になりがちなこと。
夫が尋問者、あるいは脅迫者になること。
子ども達は被害者、あるいは傍観者になること。
3.MPの奪い合いを観察
誰がどんな役になってMPの奪い合いをしているのかに気付くと、ドラマ中にMPがどう動いているかが分かるようになりました。
怒鳴って相手が落ち込み、反省する様子を見せたら、脅迫者はMPを奪うことに成功です。
泣いたことで相手が罪悪感を感じ、不満を解決してくれるように動いてくれたら、被害者はMPが奪えます。
尋問者は、自分の指摘によって相手が自信を無くし、常に尋問者の目を気にして動くようになれば奪えます。
傍観者は自信なさげでよく分からないという態度で、常に相手が自分を気にかけるように仕向けることで奪います。
奪った方はMPが増えて気が大きくなるので、調子に乗ってさらに奪おうとします。
成功に味を占めるのですが、争奪戦では真の意味でMPは満たされません。
そしてコントロールドラマが繰り返されるのです。
4.空気を読まない人になる
ドラマが始まって私が傍観者になってしまうと、コントロールドラマをさらに盛り上げてしまうことになります。
そこで、意識して傍観者にならないように努めることにしました。
だからって、脅迫者に加担したりもしません。
多くの場合は夫が脅迫者となって子どもからMPを奪っているパターンなので、一先ずここは脅迫者優勢を何とかしたいなと。
そこで私は考えました。
敢えて空気を読まない奴になってみるのはどうだろうか?
いわゆる空気を読むことが、脅迫者⇔被害者に対して傍観者という立場をとること、だと思ったんです。
口出しはするけど、夫の否定をするわけじゃない。
ただドラマの流れを変えたい。
5.ドラマ崩壊に向けて口出しするときの注意(←今ココ)
だけど、子どもの前で夫に対して妻が物申すことは(逆も同じですが)、注意を払う必要があります。
子どもの前で夫を否定するのは、言い方次第ではMPを奪う行為だから。
これではMPの奪い合いから抜け出すことはできないように思いました。
そういえば、『コントロールドラマ』という概念を初めて知った本(聖なる予言 byジェームズ・レッドフィールド)に書いてありました。
自分が何の役を演じているのか自覚し、
相手が何のためにその役を演じているのかに気付き、
相手がドラマで演じていることを指摘してあげることで、
コントロールドラマは崩壊する。
要約すると、こんな感じだそうです。
何のためにその役を演じているのかというとMPを満たしたいからなのですが、相手をコントロールすることでは本当に愛されている実感は得られません。
そこで指摘するときには、私から夫や子どもに『MPを与えながら』というのがキーポイントになりそうです。
特に夫にもMPを与えることを意識しながら、
「大きな声で言われると、何も言えなくなっちゃうよね。」
「ダメなところは分かったけど、じゃあどうすれば良いかって、話を聞いてて分かった?」
「どう思ったか、言ってごらん?
ママやパパはこう言って欲しいと思ってるだろうなとか、そんなの気にする必要はない。
ただあなたがどう思ってるかが大切で、ママはそれが知りたいの。」
などと子ども達に言うことで、夫優勢続きだったドラマの流れが最近は少し変わりつつあります。
ただこれでは解決したと言えません。
夫が争奪戦以外の方法でもMPは満たせると実感しない限り、弱者である子供から奪うドラマはなくならないでしょう。
今後していきたいこと
コントロールドラマが起こっていることや、それによって子ども達にどんな影響があるのか。
ドラマを知らない夫に伝えて、現状を話し合うこと。
子ども達に、争奪戦ではない方法でMPを満たせると思い出してもらうために。
まずは子ども達に私たち親が無条件で与えること。
と同時に、奪わずとも自ら増やすことができる方法を知ること。
早速できることはと言うと、感謝ですよね。
【まとめ】まずは私がMP溢れんばかりの人になる!
夫婦は鏡、子は鏡と言いますので、コントロールドラマが起こるということは私もまだまだ役を演じていることがあるのでしょう。
特に、観察することはそれだけだと傍観者ですので、積極的に空気を読まずに口出していこう。
被害者意識は攻撃者を生みます。
傍観者がいるから尋問者が生まれるんです。
悲劇のヒロインがいつまでも悲劇を引き起こすのは、こういうところにも原因があるのでしょうね。
夫にも子供にもMPを与えられるようになるには、私の心の状態が溢れんばかりに満たされていることが必須。
というわけで、自分の心の変化には敏感に。
すり減ってると感じたら、まずは自らを満たすこと。
常に心掛けていたいと思います。
そして、これまで役を演じてきたからこそ培われた能力があるということについても考察していきます。