前回のお話。
この世界でしか経験できないことするために生まれてきたのだけれど、それはしばしば痛みを伴う。
痛みがそもそもこの世界にしかないものだからね。
ゆえに躊躇したり、挫折したり、逃げ出したくもなるってもんさ。
だって人間だもの。
はい、それでね。(笑)
辛い経験の渦中にいるとき人は視野が狭くなるので、辛さと同時に得られるものがあるという事実までは見えていません。
だから怖くて行動に移せないのです。
じゃあ視野を広げようぜ!って思えたならば、早速その方法について考えてみましょう。
視野を広げる。
プラスとマイナスはどっちもあると気付く。
そしたら経験値を増やすことに積極的になれそうじゃない?
というお話です。
Contents
本当はプラスもマイナスもない!?
経験値を増やして成長することは『とりあえずの』目標なのですが、これは避けて通れません。
今世でラスボスを倒す人もいるかもしれませんが、そんな人は例の如く、このブログに出会うことはないでしょう。笑
私たちが目指すのは、経験値を増やしてレベル上げをして次のミッションをクリアして、うまくいけばまたさらに次のミッションに向けて経験値を増やすこと。
どこまで先があるのか、はたまたゴールはどこなのか、神のみぞ知る?
いえ、きっと私たちがそれぞれ思い描く目標を着実に実現していけば、いつの間にかイイ感じにゴールの方へ向かっていると思います。笑
そんな壮大な目標をイメージするのも夢があって良いのですが、ここではもう少し個人レベルに焦点を絞ります。
経験値ってどうしたら増えるの?
生きてりゃ増えますよ。笑
だから自分で人生終わらそうとすることは罪なんです。(真面目に)
ただせっかくこの世界に生まれてきたのであれば、この世界でしかできない経験をして、望み通り、大幅にレベルアップしたいところですよね。
この世界の敵
ゲームでは敵と戦って経験値を増やしますが、この世界にメタルスライムはいません。ちぇっ。
じゃあ、この世界での敵って何でしょうね?
すごくシンプルに表現すると、
大きな痛みや苦しみを伴う出来事
と言えます。
この経験をするためにこの世界にやってきたという話は前回しましたね。
それは一見、とても悲しくて辛い体験でしょう。
不幸だと嘆きたくなるかもしれません。
険しくて厳しくて、逃げ出したくなるかもしれません。
でもやっぱり敵を倒さなきゃ経験値は増えないんですね。
たたかう
▷にげる
ときに、「敵はいきなりおそいかかってきた!」とか逃げようとしてるのに「まわりをかこまれてしまった!」って、戦わざるを得ない状況に陥ることもありますね。
あぁ、ほんとこの世界ってドラクエ。
戦ったあとに「なかまになりたそうにこちらを見ている。」とかね、あるよね。笑
そして敵に出会うには、村を出てあちこち動き回ります。
村で待っててもあちらからやってきてはくれません。
だから自ら行動するということが不可欠でとっても重要。
よく、人生山あり谷ありと言われます。
真っ直ぐの一直線で成長していくわけではないということです。
波のように上下しながら、3歩進んで2歩下がるみたいな感じ。笑
上がったら下がるし、下がったら上がります。
どちらか一方だけではなく、両方あって1つです。
どう捉えるか、全ては自分次第
この世界は相反する2つの性質が合わさって成り立っています。
例えば、
- 陰と陽
- 影と光
- 夜と昼
- 冬と夏
- 女と男
- 重いと軽い
- 下と上
- 遅いと速い
- 暗いと明るい
- 低いと高い
- 悪と全
- ネガティブとポジティブ
- デメリットとメリット
- マイナスとプラス
挙げればキリがなさそうですね。笑
そして、この性質はそれを観察する存在があるから成り立ちます。
対の性質を持つものがあるからこそ生まれます。
誰かが見て何かと比べないと存在しないもの、とも言えます。
アリと私を比べれば私は大きいですが、私とゾウを比べれば私は小さい。
私の中に大きいと小さいがどちらも存在していることになります。
もしもアリと私とゾウを見ているのが太陽だったら、どれもちっぽけだと感じるかもしれません。
そしたら、見ている人次第で変わる、ということですね。
ってことはそもそも、そのもの自体には大きいも小さいもない、のかもしれません。
私は私で、アリはアリで、ゾウはゾウという、それ以上でもそれ以下でもない『ただ私なのだ。』というだけで。
大きいとか小さいとか決めているのは、結局、見ている私たちです。
ってことは、つまり。
良い悪いを決めているのも結局、私たちです。
本当は良いも悪いもないのに、起こった出来事や体験したこと、今の自分の状況を見て、それが良いことだとか悪いことだとか決めているのは、誰でもない自分自身だということです。
見てる人次第でどっちにでもなり得るのであれば、
私自身でその出来事が良いことor悪いこと、どちらか決められるのであれば、
そもそも良いことでも悪いことでもどちらでもないのであれば、
あなたはその出来事をどう捉えたいですか?
楽しんだ者勝ち!
今まさに苦しい辛い出来事に直面している、とします。
だけど、それは良いことでも悪いことでもない。
そして良いことでも悪いことでもあるとしたら。
苦しいとか辛くて悲しいというのをマイナスだとしたら、プラスって何だろう?
1つの出来事を分解して細かく細かく分けていくと、
- この出来事のこの点に関しては悲しい
- この点が苦しかった
- でもこの点において自分は○○が出来るようになった
- ○○が手に入った
と両方あって、トータルで見たらプラスもマイナスもないただの出来事であるということが分かるはずです。
そしてその出来事を経験して、学びがあった分だけ成長した自分に気付いたら?
3歩進んで2歩下がっても、1歩分は前進してるということに気付けるんじゃないですか。
ドラクエで強い敵と戦ったら、HPやMPは減ってるでしょう。
もしかしたら仲間の1人や2人はHP0かもしれません。
でも経験値は確実に増えていますし、ついでにいうとゴールドも貰えます。
それが何かイベント(ミッション)だった場合は、特別なカギや次の大陸に繋がる入り口っていう大きなプラスαな宝物もゲットできるはずです。
それを知っているから敵やイベントに挑むんですよね。
ビクビク怯えながら、重い暗い気持ちでプレイしますか?
私は「このミッションをクリアしたら何がもらえるんだろう?」「次は何が待ってるんだろう?」ってワクワク楽しい気持ちでプレイしています。
この世界も同じじゃないかなぁと思うわけです。
ワクワク楽しんだ者勝ち!笑
視野を広げてプラスも見えるようになるには
人間って不思議なんですが、自分が見たいもの見るようにできています。
見たいもの、っていうと大雑把過ぎますかね。笑
妊娠してから街に出て初めて「こんなにも妊婦さんってたくさんいたんだ!」って気付くとか、
某ブランドバッグが欲しいと思ったら、それを持ってる人ばっかり目に入ってきたりとか、
自分が好きなアニメの激レアキーホルダーつけてる人を見つけちゃうとか。
それは自分が意識しているから見えるんです。
視界に入ってくるんです。
逆に全く意識していないものは、存在しないに等しいくらい見えていません。
視界に入っていても、盲点となって見えないのです。
多分妊娠中に「今日はたくさん妊婦さんを見掛けたね~。」って言っても旦那さんは「ふーん…そう?」って感じだと思いますよ。
その代わり、産後すぐ自分が飲み会に行ったことは覚えていなくても、胸が2カップ大きくなったことは覚えています。
まぁそんなもんです、妻の体調やメンタル状態に対して無関心なんです・・・。(実感こもってる。笑)
気付くことが変化への第一歩
意識しているものは見えるし、無関心なものや無いと思い込んでいるものは見えない。
苦しいとしか思えないようなマイナスの中にも必ずプラスがあるって自分が信じていたら、意識するからプラスが見えてくるんです。
プラスが何なのかを探し始めたら、勝手に見つけてくれるはず。
そしたら今まで盲点だったプラスも見えてきて、どんどん増えていきます。
だからまずは、マイナスの中にもプラスはあると気付くことが第一歩。
それでもプラス面は見えにくい
一見マイナスにしか思えない出来事にもプラスがあると分かりました。
トータルで見たらむしろプラスっぽいぞということも分かりました。
どうせなら楽しんじゃおうぜー!!
・・・と思いたいところなのですが、すぐにはノリノリになれないのが私たち。
だってだってどう考えても今までの人生、トータルで見てもしんどかったよ?
大変だったよ?
谷あり谷ありで、その合間にちっちゃい山も確かにあったかもしれないけど、それでも谷がめちゃめちゃ深くて多かったよ?
ってくらいマイナスに焦点が合ってます。
親に愛された自信もないし、
そもそもあれってホントの親なのって思ってたし、
存在薄くして周りと同じようにしてようって頑張ってたのにみんなからは嫌われて、
空気読んでるつもりなのに全然読めてないって言われるし、
周りからは変人だって言われるし、
みんなが簡単そうにやってることが私は上手くできないダメ人間だし、
辛いだけでいくら探してもプラスが見えない事件にも遭って、
もういっそのこと、この世界から消えちゃいたいくらいなの!!!!
って傷付きまくってる、そこのあなた!
大変だったね、これまで辛かったよね。
すぐには受け入れられないかもしれないけれど、
でも本当に本当に、3歩進んで3歩下がってるように感じられるかもしれないけど、小さく1歩、少なくとも0.3歩くらいは前進して今ここにいるんだよ。
トータルで見てるつもりでも、まだ出来事の渦中だった、なんてこともよくある話だしね。
でも現状を変えたいと思ったから、この記事を読んでくれているんですよね。
ではついでに、次のお話も読んでみてもらえますか?