こんにちは、メリッサです。
- 自分が本当にやりたいことを仕事にしたい
- 彼氏が欲しい・結婚したい
- 彼氏(や夫・家族)ともっと良い関係を築きたい
- もっとお金に余裕を持ちたい
- キレイになりたい・モテたい
こんな風に自分では望んでいるはずなのに、
- 叶えようと頑張ってみても中々うまくいかない、続かない。
- したい!なりたい!と思っているはずなのに、躊躇している自分もいる。
- なぜか逆のことばかり現実になってしまう。
という悩むのはなぜでしょうか?
私たちの心の中には、ブレーキを掛けるもう1人の自分が存在しています。
そして厄介なことに、私たちは殆どの場合この存在を自覚していません。
ブレーキを掛ける存在って、何なんでしょうね?
Contents
思い癖(インナーチャイルド)について
このブレーキを掛ける存在、巷では色んな名前で呼ばれています。
- インナーチャイルド
- ブロック
- 思い癖・思考の傾向性
有名どころで云うと、こんなところでしょうか。
聞いたことありますか?
メリラボを読んでくださっているあなたは、きっと聞いたことありますよね。
全部同じものです。
擬人化するとインナーチャイルドで、エネルギー的なものになるとブロック、みたいな感じ。
このページでは統一するために、思い癖と呼ぶことにします。
(別に何でも良いので、違和感がある方は自分で呼び慣れた名前に変えて下さい。)
インナーチャイルドやブロックと言うと、何かとても大きなトラウマを抱えた人だけにある特別なネガティブの存在のように思われがちです。
私もそう思っていました。
でも実際にその存在に触れてみて、気付きました。
元々は誰の中にもある、特別でもない、ありふれた感情たちです。
思い癖は皆が持っている感情から生まれる
- 悲しい
- 苦しい
- 怖い
- ムカつく
- 寂しい
- 嫌い
という一見ネガティブな感情たち。
絶対にみんな持ってますよね?
(持ってて良いんですよ。
決して「こんな気持ちになる私はイケナイ子。」なんて思う必要はありません。)
ディズニー映画『インサイドヘッド』にも、ビビリ・ムカムカ・イカリ・カナシミとして登場します。
あれ?ポジティブな感情ってヨロコビしか居ないじゃない!笑
インサイドヘッドを見た人なら分かると思いますが、こういった感情がなぜ私たちにあるのかというと、私たちを不快から守りるため、私たちが生き延びるためです。
映画の冒頭でそれぞれ感情の役割について説明がありますが、「ライリーの命を救った♪」というムカムカの台詞が分かりやすいですね。
私たちを守るための感情がなぜ問題になるのか
1つの感情にとどまらず、バランス良く動き続けていれば何も問題ありません。
しかしネガティブな感情を無理やり抑え込んで、なかったことにしようとするとバランスが崩れます。
映画の中でも『悲しい』という特別な思い出が生まれたのに、それをヨロコビがなかったことにしようとして、大問題に発展してしまいましたよね。
悲しい気持ちはいつか時間が解決してくれる、本当にそうでしょうか?
ネガティブな気持ちを無理やり抑え込んでなかったことにしようとすると、どうなるか。
動けなくなって、その場にとどまってしまいます。
それは夏休みの宿題のように、見ないふりをしていても手つかずのままでランドセルの中にあるのです。
8月に入って、お盆が過ぎても、白いままのドリルが残っています。
時間は解決してくれません。
自分が宿題をしなければ、真っ白なページのままです。
遊びながらも心の隅っこで気になり続けて、心の底から楽しめません。
期限を過ぎれば、プリントが増えたり、先生にこっぴどく怒られて恥をかくというペナルティーが加わるかもしれません。
ネガティブな感情も同じ。
押し込めて無かったことにしようとすると、心の中に居座って動けなくなり、こじれてしまう。
すると「本当にやりたいことに挑戦したい」「なりたい自分になりたい」と思ったときに、自分にブレーキをかける存在となるのです。
ネガティブな感情は本当は悪い感情ではなく、私たちを守ってくれる感情でもある。
だから自分に必要なものなんだと受け入れて、しっかりと感じてあげれば次に進めるはず。
(ちなみにこれが、インナーチャイルドワークなどと呼ばれるものですね。)
8月31日に手つかずの宿題を目の当たりにして、逃げるのか、自分のためだと向き合って頑張るか?ですね。笑
思い癖を作る原因になるもの
- 悲しい体験、辛い体験
- 親や学校による教育
- 過去の失敗
- 恥ずかしかった思い出 etc.
悲しい・辛い・嫌だと感じると、「次はそれを上手く回避しよう!」「問題が起きないようにしよう!」と無意識の中で決意します。
そして問題を回避するためのルールを決めます。
「こうすれば次は辛い体験をせずに済むはず!」という思い込みが積み重なって、思い癖になるのです。
思い癖が生き辛いのは何故?
思い癖の特技はルール作り。
- するべき
禁止
常識、普通、当たり前
このルールを破ろうとすると、必殺技のネガティブ発言で攻撃してきます。
- 「本当に成功するの?上手くいくの?」
「みんなに馬鹿にされない?反対されない?拒否されない?」
「失敗したら格好悪いよ。やめておいた方が良いんじゃない?」
思い癖は、失敗を繰り返したくないという感情から生まれています。
つまり本来の目的に向かって動くのではなくて、失敗を回避する(=逃げる)ために動くことになります。
逃げ行動を繰り返しているうちに本来の目的が見えなくなって、いつの間にか逃げること自体が目的だと勘違いしてしまう。
でも本来の目的じゃないから努力し続けることが出来ないし、上手くいかないし、楽しくない。
これはしんどいですよね。
また、失敗しないために「やってみよう!」と思うことを引き留めます。(=躊躇する気持ち)
もし実行しても、実行できた喜びや達成感よりも罪悪感が大きくなってしまうので、結局心から満足できません。
途中で失敗したり、続かない、上手くいかずに終わる…という結末を用意して、『ルールを破ったらやっぱり失敗する自分』をさらに印象に残し、思い癖のルールから余計に逃れられなくなるのです。
この負の循環もしんどいですね。
育ってきた環境による思い込みや過去のトラウマが大きいほど、きっと感じている苦しみも大きいはず。
それはつまり、封印していた本来の自分と現在の自分とのギャップが大きいとも言えるのではないでしょうか。
思い癖あるある一例
●お金は苦労して働いて手に入れるもの、という両親を見て育ってきた。
→寝ている間に収入が入ってくるとか、楽して稼ぐなんてあり得ない!という思い癖
●不倫を繰り返す父親と不機嫌な母親を見て育った。
→男の人は浮気をする生き物という思い癖から、彼氏や夫に浮気される自分というキャラ設定をしている。
→彼氏や夫を信用できずに、常に疑い深く尋問してしまう自分というキャラ設定をしている。
●思ったことをストレートに言って、傷つけたり怒らせたりしてしまった。
→オブラートに包んで、相手の顔色を見ながら話す。
→思っていることではなく、相手が喜ぶ返事をする。(人に合わせて話すから、言ってることがブレブレになる。)
●女性は結婚して子供を産んで、家で家事や子育てをすべきという両親世代を見てきた。
→子供を保育園に預けることに罪悪感がある。
→家事や育児の負担を夫婦で分担することに、どこか遠慮や申し訳なさがある。
●周りと同じことができることが大事、という時代・国の教育方針で育った
→平均点でいることが一番大切で、特別秀でているものがあることよりも苦手があることがダメな自分と思い込まされている。
→同じ制服に決められた髪型でみな平均点、という子供たちを工場製品のように均一の型にはめ込もうとする教育方針に、問題意識を持つ方がおかしいとされる風潮に逆らえない
●男の子が欲しかった親に、男の子の服ばかり着せられた。小学校で可愛いと男の子たちから言われているのを見て、他の女子から仲間外れにされた。幼いころに痴漢に遭った。など。
→女性らしい魅力を前面に出すことに抵抗がある。
→スカートや花柄の服など、女性らしい格好に抵抗がある。
→言葉遣いや振る舞いなど、サバサバとしたボーイッシュなのが自分だと思い込む。
思い癖を変えるのが難しい理由
自分で決めたことなのでいつでも変更可能なはずなのですが、現状維持を希望する私たちの無意識は、それで今まで上手くいっていたルールを急に変えることを嫌います。
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また思い癖を作ったり現状を維持しようとするのは、私たちの心の中の無意識とか潜在意識と呼ばれるところ。
これは私たちが今日何を食べようとか、どの服を着て出掛けようとか考えるところとは、また別の場所です。(ちなみにコチラは意識とか顕在意識と呼ばれてます。)
普段考えるときに使う意識こそが私たちの心や感情の全てに感じられますが、実はたった5%だけ。
残りの95%という大部分を占める無意識に、私たちは左右されているということ。
この無意識による行動パターン、ブレーキ、反対が、思い癖(思考の傾向性)となります。
意識できないところが無意識なので、意識的に変えることもできません。←ややこしい。笑
ちなみに引き寄せの法則で現実に引き起こすことも、無意識が望むもの。
無意識って侮れないですね。
思い癖を変えるには?
私たちが生きているこの世界は、「ポジティブしか存在しない。」ということはありません。
一見ポジティブに思えることにもデメリットは存在するし、ネガティブな出来事にもメリットは必ず存在します。
だからネガティブな感情は悪ではないのです。
陰と陽がどちらもあって、バランスが取れていれば良い。
水がとどまると濁りやがて腐ってしまうように、感情がネガティブだけに留まらないことが大切。
流れ続けていれば、やがて澄んでいく。
そこでまずは、思い癖やネガティブな感情が悪いものではないということを認めてあげましょう。
「自分を守るためにあったのね、ただちょっと過保護で、やり過ぎちゃってただけなんだね。」と、受け入れてあげましょう。
抑え込んで見ないふりをしていた感情と向き合うことを、自分に許可してあげしょう。
認めてあげることで、立ち上がって、動き始めることが出来ます。
次にとても大切なこと。
それは本当はどうありたいか?ということです。
思い癖の作ったルールによって、失敗から逃げることが自分の目的であるように思い込まされてきたけれど、本当は違うかったのだと気付くこと。
思い癖は何から私を守ろうとしてくれているのか?
守ることで、本当はどうしたかったのか?
私は本当はどうなりたかったのか?
これらを思い出す作業が、私がしてきた(そして今もしている。)思い癖の解消作業=インナーチャイルドワークです。
本来の目的を思い出して、そこに向かって努力していると、どんなに大変でも楽しめちゃう。
楽しいから頑張れるし、続くし、上手くいく。
その様子を見た人は、あなたに魅かれて集まってきます。
思い癖のルール通りに周りの顔色を見たり人に合わせたりしなくても、あなたはあなたのままで魅力があるということを思い出すことができます。
《まとめ》本当の目的に向かって動き始める
私たちが何かしようとしたときに、躊躇したり怖れたりとブレーキを掛ける思い癖。
生き辛さの原因になって初めてその存在を知ったとき、とんでもなく厄介な悪者のように思えますが、実は私たちを守るためにあるということ。
私たちの本来の目的=何をしたいか?どうなりたいか?よりも、思い癖にとって「不快から逃げて生き延びる」ことが最優先なのです。
不快から逃げることが目的ではなく、本当はやりたいこと・なりたい自分があることを思い出しましょう。
そして私が思うに、大抵の場合思い癖によって、私たちは本来の魅力や本来の目的の真逆にキャラ設定されています。
なぜかというと、その魅力や目的に注目する必要があるからじゃないかな?と思うんです。
自分の中で当たり前になっていることに、人は注目しませんからね。
思い癖に向き合うということは、人生の辛さや苦しい思い出と向き合うことでもありました。
だからとてもとても大変な作業ではありましたが、乗り越えることで本当の目的に向かって動き出す人生が始まったように感じています。