私の妊活期間を語る上で忘れられない経験といえばやはりこの話になります。
私が不妊治療に通い始めて初めての妊娠検査薬の陽性は、流産という結末でした。
当時はいろんな人のブログや記録を読み漁って、これくらいのラインの濃さでも妊娠を継続している人だっている!もっと濃くても流産してしまった人もいるのか…と一喜一憂していました。
排卵日が確定している人もいればそうでない人もいるし、高温期の治療している人もいれば私はしていなかったし、治療内容が違えば比べることもできない部分があるとは思います。
今現在うっすら陽性が出て不安な日々をお過ごしの方もいらっしゃるとは思いますが、あくまでこれは私の場合のお話。
同じくらいの反応で出産まで至ったという報告もあるので、こんな人もいたくらいの程度に捉えてくださいね。
Contents
- 1 私が流産したときの妊娠検査薬の陽性ライン・診察の記録まとめ
- 1.1 流産したときの陽性ラインと診察の記録まとめ
- 1.1.0.1 生理周期1日目→D1(6月16日)
- 1.1.0.2 D3(6月18日)
- 1.1.0.3 D8(6月23日)今周期初の診察
- 1.1.0.4 D10 (6月26日)
- 1.1.0.5 D11(6月27日)
- 1.1.0.6 D13 (6月29日)ヒューナー検査
- 1.1.0.7 D15(7月1日)
- 1.1.0.8 D16(7月2日)排卵確認
- 1.1.0.9 D20(7月6日)
- 1.1.0.10 D23(7月9日) 高温期8日目
- 1.1.0.11 D27(7月13日) 高温期12日目
- 1.1.0.12 D28(7月14日) 高温期13日目
- 1.1.0.13 D29(7月15日) 高温期14日目
- 1.1.0.14 D30(7月16日) 高温期15日目
- 1.1.0.15 D31(7月17日) 高温期16日目
- 1.1.0.16 D32(7月18日) 高温期17日目
- 1.1.0.17 D33(7月19日) 高温期18日目
- 1.1.0.18 D34(7月20日) 高温期19日目
- 1.1.0.19 D35(7月21日) 高温期20日目
- 1.1.1 病院での診察結果
- 1.2 流産したときと妊娠した周期の違い
- 2 《まとめ》流産後の気持ちとその後
私が流産したときの妊娠検査薬の陽性ライン・診察の記録まとめ
最終的には悲しい結末になってしまいましたが、不妊治療で初めて妊娠検査薬で陽性が出たときのライン反応の変化や通院時の診察記録をまとめました。
妊娠初期の流産
流産とは妊娠21週目までの時期に胎児が育たなくなってしまったり、妊娠が終わってしまうことを指し(22週目以降は早産)、一般的に妊娠した10人に1~2人くらいの割合で起こると言われています。
赤ちゃんの心拍が確認されるまでの時期は流産のリスクが高いと言われていますが、実際に流産全体の9割が妊娠12週未満におこっています。
この妊娠12週未満の流産を「初期流産」といい、その原因のほとんどが受精卵の染色体異常であり、受精卵がうまく細胞分裂ができず途中で成長が止まってしまうために起こるため防ぐ方法や治療法はありません。
自覚症状で出血や下腹部の痛みを感じる人もいますが、中にはほとんど症状が出ずに本人が妊娠にも気付かないうちに「今回はちょっと生理が重かったな?」と感じる程度で体外に出てきてしまうこともあります。
流産の原因はほぼ赤ちゃん側にあると言われますが、それでもやはり母親は一度妊娠した以上は自分に原因があるのではと考えてしまうし、乗り越えるには時間が掛かります。
私の流産は科学流産?完全流産?
初期の流産にも種類があり、妊婦検診のエコー検査で胎芽や胎児が育っていないあるいは心拍が止まっていると発見されるものを稽留流産と言います。
受精卵が着床したものの継続されなかった場合は化学流産といって、一時的に妊娠検査薬で陽性が出ますが、超音波検査で胎嚢は確認されずに生理が来てしまいます。
超音波検査などで妊娠を確認していないため医学的には流産とカウントされません。
私は5週目に病院で「(胎嚢は)これなのかな?違うかもしれない。卵管にはないから、子宮外妊娠は心配しなくて良い」という診断でホルモンを補充するための薬を処方され、次の診察のときは全く何もない状態だったので薬を止めて出血…という感じだったので、
担当医は「流産は残念だけど、手術しなくて大丈夫そうだね。」とのことで、そのときに確認したら「今後きちんとお腹の中のものが出てきてくれたら完全流産」と言われました。
その後、普段よりも激しく重い生理痛のような痛みと一緒にレバーの塊のようなものが何度か出た後は、茶オリのような少量の出血が少し続きましたが、下腹部の重さはスッキリとなくなっていました。
しかし出血がおさまった後に診察した別の医師は「妊娠反応があったことは確かなので今回の出血は生理ではなくて流産になるけど、胎囊も微妙な時期だったし化学的流産になると思う。」という見解でした。
どっちなのか微妙なのですが、一度妊娠検査薬で陽性を見たら「お腹には小さいながらも命が!」という気持ちになるので、流産の種類に関係なくどちらにせよ私の喪失感は大きかったです。
流産したときの陽性ラインと診察の記録まとめ
妊活中は長く感じる高温期のフライングをいかに我慢して過ごすか、捨てたはずの妊娠検査薬を何分か後にチラッと見るとうっすらとラインが出てたとか、ブログで読んだ「真っ白の反応を見ても諦めきれずに生理予定日後にもう一度試すとくっきりラインが…」という奇跡が自分にも起きないかとか、
とにかく自分にも陽性のあのラインが現れることを祈り続けた日々でした。
不妊治療を始めて一通りの検査を受け、ゴールデン期間といわれる子宮鏡検査&卵管造影検査の後も撃沈で、さらにポリープ切除の手術をすることにもなり、その掻爬(そうは)手術のあとも着床しやすい状態であると聞いていたけどまたリセット。
もう二度と生理なんて見たくない!と思ったその次の周期で、初めて見ることができた陽性反応でしたが、その後も陽性ラインは濃くなることはなく、妊娠継続はできませんでした。
あまりにも思い入れが強かったのでとても落ち込みましたし、その時期やそのときに告げられた出産予定日になると今でも思い出します。
それは6年前の7月のことでした。
生理周期1日目→D1(6月16日)
2人目を出産した友人と赤ちゃんに会いに行ったその先でリセット。(涙)
集まった友人4人には不妊治療について伝えてあったので、愚痴ってスッキリさせてもらって、赤ちゃんパワーにあやかって今周期こそ!という気持ちを固める。
D3(6月18日)
予め処方されていたクロミッドの服用を開始。
今周期の治療方針について考える。
これまではPCOSで自力で排卵できるか微妙ということで排卵誘発剤を使って卵胞を育てて排卵を促すという治療。
王道(?)のHMG注射とHCG注射でゴナドトロピン療法を試した周期に卵巣が腫れて1周期治療強制お休みとなったことがあり、低温期の卵胞を育てるお薬選びには慎重になります。
また初めてデュファストンを服用した周期に副作用が出てしまい、飲み続けることが難しいと判断されたため高温期に薬は何も飲んでいませんでした。
卵胞を育てる薬が他にもないか、高温期にデュファストン以外で私が使用できる薬がないのかが気になる。
夫は前妻との間にも私との間にも実績があるからということで検査をしていませんが、私の頸管粘液との相性が良くなかったら意味がないのでヒューナー検査はしておきたい。
など、自分の希望や疑問点をノートに書き出して診察のために準備。
D8(6月23日)今周期初の診察
診察で相談&質問したことは4つ。
1.ヒューナー検査をしてみたい
医師の返答:確かに夫側には問題は無いと思う。でも、結局は私の頚管粘液との相性が問題になるから、ヒューナー検査はしてみてもイイと思う。
もしそれで結果が悪かったらAIHなどのステップアップも考えないといけないだろうし、私はクロミッドの副作用が内膜と頚管粘液のどちらにも出てきているので、やってみましょう!
というわけで、1週間後の診察で排卵間近であればヒューナーすることに決まりました。
一応前夜にタイミングを取り、もしも排卵がまだっぽかったらまた改めて日にちを決めることにしました。
2.高温期にデュファストン以外の治療法はないのか?例えばHCG注射など。
医師の返答:私の高温期のホルモンバランスはかなり良い状態で、妊娠してるんじゃないかと思ってしまうほど。
だからわざわざHCG注射で足してあげる必要は100%ありません!
きっぱり言い切られてしまいました。笑
私は一般的な男性よりも男性ホルモンの数値が高いので、高温期も何かしなきゃいけないんじゃ…と不安になっていましたが、必要はないようです。
そもそも一番効き目がソフトなデュファストンの副作用で服薬継続は不可と診断されているので、それ以上に強いお薬を求めるのもおかしいですよね。
3.PCOS以外の不妊原因は考えられないのか?
医師の返答:PCOS以外の不妊原因については、これまでポリープがあったけど手術したのでもう関係なくなったが、あと一つ心配なのはクロミッドの副作用が出ていること。
内膜は薬の力を借りなければ随分薄いままだろうし、粘液も減ってきてるのであまり良い状況とは言えない。
たしかに、前周期も排卵が近い時期になっても内膜が十分に育たずにプレマリンを処方されたのでした。男性ホルモン過多の女性ホルモン不足…。
今周期はもうクロミッドは足さず、今周期ダメだったら次周期はもうクロミッドを使わずに最初から注射で卵胞を育てる作戦で行こうということになりました。
先生は何度もクロミッドを辞めて注射に移行することについて「すでに1人お子さんがいるわけだけど、多胎児になっても大丈夫?」と聞いて下さいました。
「それでも1つの排卵より3つ排卵した方が妊娠率が上がることは確か」と仰るので、「多胎児妊娠のリスクに不安はあるけど、それより授かる可能性に賭けたい。もし多胎児だったとしても、もともと子沢山を望んでいたので…。」と返答しました。
『授かりたい』ってゆー気持ちが溢れすぎて、涙が出そうになるのを必死にこらえました…(恥)
と、いうことで複数個排卵を目指して、本日からフォリルモン注射です。
コレで内膜もフカフカになってくれるとイイのですが…。
4.期待できると言われた前周期ダメだったことで、どうすればいいのか。何か他にできることはないのか。
医師の返答:今飲んでる漢方『芍薬甘草湯』は、男性ホルモンを減らす作用を目的に飲んでいるので、まずはその効果が出てきているか検査してみる。
次はLHとFSHの完全逆転してるのを改善するための漢方に切り替えてみてもイイかも。
生理がいつ来るか分からない状態を続けることがLH&FSHのホルモンバランスに悪影響で、今は薬で周期が安定してきてるしそのことがホルモンバランスにも良い効果があるそうなので、治療を始めて5ヶ月経つから治療開始した頃から多少変化があるかもしれないとのこと。
なので、次周期あたりに再度ホルモン検査を行おうということになりました。
D10 (6月26日)
フォリルモン注射。診察は無しで注射だけ。
前回の診察でタイミングを指定された日。早過ぎだろと思いつつも、念のため実行。
鈴虫寺に行ってきました♪
D11(6月27日)
ノビオリっぽいオリモノを少量発見。
このころから徐々にオリモノに注目していました。診察でも排卵日が近づくと「どう?増えてきた?」と質問されるので、意識してチェックしていました。
D13 (6月29日)ヒューナー検査
鏡の内診結果は右のタマゴが20mm越えで、おそらくこの1個だけが排卵する可能性あり。
今回は個数も増やしていくという治療だったので、いつもより少ない結果で残念です。
そして、内膜は9mm。
今回はプレマリンも無かったので心配でしたが、こちらは問題なく順調にフカフカを目指してるみたいなので、この調子で大豆製品も続けます♪
そして、20mm超えてるタマゴも1個あって正に排卵時期だということで、やってきました。
ヒューナー検査!!!
結果…やや不良。orz ガクリ
今回、タイミングから検査までおよそ15時間。
認められた生きている精子は5~6匹。
私の頚管粘液の状態があまり良くなくて、しかも量が少ない…。
実際見せてもらったモニターでも、かろうじて生きてるって感じの精子が数匹いただけでした…(涙)
元気な精子&たっぷり頚管粘液だと、あっとゆー間に画面から外れちゃうくらい勢いよく動いているそうなので、その場でクネクネしているだけの精子はもう息絶え絶え・いっぱいいっぱいって感じだと思います。
先生は「おそらく相性が悪いわけではないと思う。」とのことなので、頚管粘液を復活させるため、薬を変えること。ヒューナーを何度か続けてみること。そして、何度やっても結果が同じであれば、AIHにステップアップすること。という結論になりました。
今日はとりあえずHCG打ってもらって排卵を起こさせて、週末に排卵確認に行く予定です。
D15(7月1日)
指定されたタイミングdayでしたが、無理でした・・・orz
というわけで、結局排卵確認までにとれた有効な(と考えられる)タイミングはヒューナー検査前夜の1度きり。
D10のはさすがに早過ぎると思うのでノーカウント。
D16(7月2日)排卵確認
排卵確認の診察ですが医師曰く「右から最低1個。おそらく2つしてるんじゃないかな。」とのこと。
左にも排卵後のような白い影が見られたのでもしかして3つ!?でもとりあえず1個は確か。という結果でひとまず安心。
今回はルトラールとプレマリンを飲んで着床を手助けしてもらうことになりました。(たぶん私が今周期最初の診察で高温期も何かしたいって言ったからw)
判定日は14日か15日になるそうです。⇒つまり病院の予測では排卵日は7月1日辺り。
D20(7月6日)
ルトラールを飲んで高温期の温度が安定しているので、あまり真面目に測っていませんでした。
思うようにタイミングが取れなかったり、ヒューナー検査の結果もあまり良くなかったこともあり、半分諦めたような気持ちもありましたが、小旅行に出掛けたりして高温期前半をストレスフリーで過ごすように努めました!
D23(7月9日) 高温期8日目
排卵確認してもらった日から1週間。高温期折り返し地点!
D27(7月13日) 高温期12日目
- 下腹部痛が始まる
- 生理前のように少しおりものが増える
D28(7月14日) 高温期13日目
- 基礎体温 36.99℃
- 処方されていたルトラールの最終日
- 生理痛のような下腹部痛は相変わらず酷い
D29(7月15日) 高温期14日目
- 基礎体温 36.69℃ 下がってしまったーー!!
- 下腹部痛酷い
お腹も痛いし、もうこれは生理確実ぽいかもということで夫に報告。
出張日程を私に相談せずに勝手に決めてしまったり、夏休みは義家族や継子との予定を優先するために治療をお休みすれば?と言われていたことがモヤモヤしていること。
卵胞を育てるために長男を連れて通院している時期に不在なことが多く、私の体と精神的な負担が重いこと。
リセットしそうで落ち込む気持ちと合わさって夫にぶつけてしまった日。
きちんと話を聞いていたのか微妙と思えるほど他人事に聞こえるところはあるが、治療や妊活自体は完全に私のやりたいようにやったら良いと言う。
それならば開き直ってやりたいようにやらせてもらおうと決意。
D30(7月16日) 高温期15日目
- 基礎体温 36.80℃
- 下腹部痛あり、少しマシに
- おりもの 少し黄色がかって量多め
D31(7月17日) 高温期16日目
- 基礎体温 36.96℃
ルトラールを飲むと高温期が少し長引くと聞いていたので(ネット情報)、飲み終えて3日くらいは高温期が続いても様子を見ようと思っていたのですが、我慢できずに妊娠検査薬を試してしまいました。
真っ白?
ん??
薄っすら線が見えるような気がする…!?
と、この時期にしては薄すぎて素直に喜べないほど微妙な陽性ライン。
排卵を確認してもらった日からカウントしても、ちゃんと妊娠してたらくっきりラインが出てきてるはずの時期のハズ。
D32(7月18日) 高温期17日目
- 基礎体温 36.78℃
- 下腹部痛が復活
D33(7月19日) 高温期18日目
- 基礎体温 36.94℃
- 下腹部痛は相変わらず続く
- 足の付け根痛のような痛みも
- おりもの 多め
妊娠検査薬2回目をしてしまいました。
前回より少しは濃くなったけど終了線よりもまだ薄い陽性ラインという結果に、全然喜べない…。
D34(7月20日) 高温期19日目
- 基礎体温 36.95℃
- 吐き気がして食後にトイレに駆け込む。つわりか?
妊娠検査薬3回目。
クリアブルーからチェックワンに変わったせいか、さらに少し濃くなった気がする。
D35(7月21日) 高温期20日目
- 基礎体温 36.87℃
- 朝少量の出血
4回目の妊娠検査薬を試すと、昨日よりも少し薄くなった気がする…。
少し時間を置いてまた見ると濃くなってたけど、時間が経ったものは信憑性に欠ける。
さらに朝の出血のこともあるし、もう不安でしかない。
病院に行くことにする。
病院での診察結果
超音波検査では「うーん、これかなぁ?違うかな。卵管には何もないから子宮外妊娠はないですね。」という結果でした。
この時期は大体50%くらいの確率で胎嚢が確認できるそう。
血液検査で血中のホルモンの数値調べてもらい、結果が出てから担当医の説明がありました。
「7月1日に排卵したので今日が4週5日目。
ということは出産予定日は3月25日。」
と言いながら、私の基礎体温ノートに週数と予定日を書き込む担当医。
思わず期待してしまう私!
「そして、血液検査の結果ですが…。
E2 (エストロゲン→卵胞ホルモン)は197.8。これは、今の時期最低100が理想なので、クリア。
次にP(プロゲステロン→黄体ホルモン)は7.37。今の時期10以上欲しいところなので、ちょっと少ないですね。
最後にHCGなんですが、122しかありませんでした。
5週目に入るときには1000を超えていないといけないのですが、あと2日間で急に1000を超える事は難しいですね…。」
ということは、つまり・・・?
「数値的には難しい状況ですね。とりあえずP(プロゲステロン)は薬で増やせますから、膣座薬か注射かどちらか選んでください。」
値段と具体的にどちらがどれだけ増やせそうなのかを聞いて、膣座薬を選択。
「HCGは自力で増えるしかありません。今の数値だけで言うと妊娠の継続は難しいということになります。
今朝の出血は流産の始まりかもしれません。
薬を飲み終わった時点でもう一度見てみるしかないですね。」
どーーーーーん↓↓↓↓
帰宅後必死になって調べてみましたが、やはりこのHCGの数値は大変厳しい。
4w2dで100以上、4w3dで150以上あると妊娠継続が100%になる。HCG値が低い場合は、残りのE2とPが高い場合は、妊娠継続出来る場合がある。
胎嚢は5週目に入る前だと見えない場合もあるから心配ない。
ということでした。
D36(7月22日)
- 基礎体温測れず
- 茶オリが治まる
D37(7月23日) 5w0d
- 基礎体温 37.00℃
- 出血・茶オリなし。
- 膣座薬のせいか、オリモノが少し多い。
- 下腹痛は相変わらずだけど、波がある感じで少しマシ。
D39(7月25日)
5回目の妊娠検査薬。
結果は真っ白。
もしかしたら薄い線が見える方もいらっしゃるかもしれませんが、チャックワンの判定線である赤紫色ではなくグレーっぽい線だったので、蒸発線かなと思います。
高温期を保っているのも出血がないのも、プロゲステロン補充の為の膣座薬の力だったのかもしれませんね。
D41(7月27日)
夫が友達に野球観戦に誘われたらしく、私に一緒に行かないかと聞いてきた。
どうやら誘われたときに一通り今の私の状況を説明したらしく、だったら気分転換に私も一緒にとなったらしい。
そんなん行けるわけないやろ!と言うと「じゃあ僕も断るわ。楽しみにしててんけどな。」と言うので、私は行かんけど別にあなたは好きにすればいいと強がった私。
というわけで、長男と私は2人で留守番。
夫も夫の友人もクソか!
その夜から茶オリが再開しました。
D42(7月28日)
診察の日の朝、溶けたチョコレートような茶オリの量が増えました。
病院で報告すると、このまま大量の出血が始まって1週間くらいで治まるとのことで、そうなると手術は無しで大丈夫だそう。
念のために前回と同じ血中ホルモン値の検査をするように言われましたが、7月25日の時点で妊娠検査薬が陰性だったことを伝えると、
担当医「だとすると、HCG値は50以下ということになりますね。HCG値が15以下だったら妊娠状態ではないと判断されるんですけど。」と言う。
15以上あったとろこで妊娠継続できる可能性は無いなら検査しないでいいと伝えました。この血液検査は保険利かないし3000円くらいするので。
担当医「もう正常妊娠とは言えないので、血液検査はナシで良いでしょう。
1週間後に、ちゃんと子宮が縮んで中の物が全部出切っているかまた診察に来てください。」
とのことでした。
D43⇒D1 (7月29日)
茶オリから生理4日目くらいまで出血の量は増えたものの、担当医が言っていたような量にまでは全然足りない気がする。
体を動かすと少しレバーのような血の塊が出る程度。
お腹の痛みが強まったと思うと、夜になってシャワーを浴びているときに「あれ?何か出た?」と感じて、足元にピンポン玉大の白い鶏皮のような塊がありました。
ネットで検索してみると、将来胎盤などになる予定だったの子宮内膜の組織の一部だとかで、よくあることのようです。
D2(7月30日)
- お腹はまだ重く痛いけど、昨日がピークだったっぽい。
- 出血量は昨日よりもおさまった。
D6(8月3日)
診察で、出血の量が結局増えなかったこと・ダラダラと少量の出血が続いて終わったことを伝えると、血液検査をしてきちんと妊娠状態がリセットしているかどうか確認するように言われました。
結果はHCG数値が2以下で、エコー検査でも新たな卵胞が10mmのものが左右に育っていて、ちゃんとリセットして再度成長している状態だから問題ないとのこと。
手術もしなくて大丈夫だけど、今週期は排卵誘発剤を使って積極的な不妊治療をするのはやめて自然に排卵するか様子を見守る方針でいこうとなりました。
流産したときと妊娠した周期の違い
- 高温期、ルトラールを飲んでいる間は高温期が安定していたけれど、飲み終わってからは基礎体温が高温とはいえ安定していなかった
- 積極的にタイミングが取れなかった
- 妊娠したときにはある排卵後の卵巣の腫れの痛みがなかった
- ちゃんと妊娠継続できたときは、生理予定日の時点ですでに陽性ラインがくっきり
《まとめ》流産後の気持ちとその後
リセットしてから1ヶ月近く経ってもまだテレビで芸能人の妊娠報道を見たときや町で妊婦さんとすれ違ったりすると気持ちが落ち込んで、誰にも会いたくないという気持ちから抜け出せませんでした。
似たような年頃の女性を見掛けると、無意識にお腹を見てしまっていたりマタニティーマークを見つけてしまったりして、勝手に傷付いて。
当時はまだ実家と縁を切る前のことで、妊娠中の義妹(しかも一回り年下!!)もいて実家にも帰りたくないし、義実家に行けば「次の子供は?」と聞かれるしで、本当に心の居場所がなかったことが一番辛かった。
誰かに話して気持ちを分かってもらいと思っても、夫がこんな感じだったので「きっと誰にも分かってもらえない。」「だから誰にも会いたくない。」と引き篭もってました。
そのとき(流産確定してから3週間後)に自分がブログに書いたことを引用します。
この喪失感と言うか、なんと言うか。
まだ超初期の段階の流産なのに、こんなに悲しいものなんですね。
担当医が基礎体温ノートに書き込んでくれた予定日になると、きっとその頃にもまた絶対思い出すんだろうな。
そして、周りにたくさん「同級生」の子供をもつお友達がいるので、その子たちを見る度にも、思い出しちゃうんだろうな。
こんなんじゃダメなんだろうなぁ…。こんなだと、いつまでも戻ってきてくれないだろうなぁ。
そう感じてはいるのですが。
だから、自分自身は、ちゃんと次のチャンスに向けて頑張ろうって。いつまでも被害妄想の中でイジイジしてたってダメだって。今のところ「妊婦目撃」さえしなければ、あまり考えずに過ごせてる。
誰にも会いたくないけど、会わなければ、気楽に元気でいられてる。
ちょっと曲がってるかもしれないけど、今は自分がラクに過ごせる状態で過ごして、甘やかすだけ甘やかしたからそろそろシャキッとできると思います。
きっと赤ちゃんを抱ける日が来るまで、今回の悲しい気持ちやちゃんと元気に生まれてきてくれるか不安な気持ちは、ずっと消えないだろうから。
それはもう仕方ないコトだって思うから。
だから、とりあえずは、その日を目指して頑張り続けるしかないですよね。
短い間だったけど、確かに私の元へ来てくれた。
何かを私に伝えるために来てくれたのかもしれない。
ちゃんと妊娠出来ることを教えに来てくれたのかもしれない。
だから自信を持って、次に向けてまたフカフカのベッドを用意してあげないとね。
最初は強がって無理やり前向きぶっていましたが、いつかこの考えが素で自分の考えになるようにと思い続けているうちに、私はいつしか前を向いていたという感じです。
結局この周期はリセットして終わり、流産から2度目の周期で次男を授かり、不妊治療で通った病院を卒業することになりました。
このときの流産がなく出産まで辿り着いていれば次男には会えなかった。
そう考えるとなくてはならなかった経験になります。
短い時間だったけど、会いにきてくれてありがとう。
もしも戻ってきたくなったら、心から歓迎するのでいつでも我が家に来てくださいね。