最後に子宮頸がん検診をしたのが2015年7月。
そう、長女の生後1ヶ月検診のときに一緒にお願いしてやってもらったやつ。
そのときに「じゃあ次は半年後に。」と言われ、1年7ヶ月経ちました。
そりゃ~娘も大きくなるわけだわ。
・・・って、
しみじみしてる場合じゃねぇ!!( ゚Д゚#)ゴルァ
こんにちは、メリッサです。
半年後といわれたはずの子宮頸がん検診を放置していた私。
忘れてたわけじゃない。
だけど、気つかないふりをしていたの・・・。(少女漫画風)
しかし、下腹部に痛みを感じて不安になり、久しぶりに病院で子宮頸がん検診をしてもらうことを決意しました。
他にも心配事があったので、相談のついでに診察してもらえるとありがたいという思惑もあり・・・。
今回の受診で「かかりつけの婦人科があると心強いな」って感じたので、レポします。
子宮頸がん検診の他に、下腹部痛の原因になるような病気が潜んでいないかどうかの検査や、乳がんについての相談もしてきました。
Contents
かかりつけの婦人科を見つけよう!
子育てしていると、自分以外のことを優先しがち。
そして自分自身に関することは疎かになったり体調不良を我慢したり、とにかく後回しになってしまうという方が多いと思います。
そう言う私も、
小児科には毎月行くのに(喘息3兄弟のためどんなに調子が良くても必ず月1通院。)、
親知らずも生えっぱなし(輪郭が変わる前に抜かなきゃw)、
腰痛も骨盤ベルトやサポーターで誤魔化して(そろそろ限界っぽい。汗)、
何かと理由をつけて、自分が病院に行くことはほとんどありません。
でもやっぱり過去の経験もあるので、心では行かなきゃとは思ってるんですよね。
婦人科は診察のハードルが高い
婦人科って、病院の中でも肛門科と1・2を争う『ハードルが高い診療科』だと思うんですけど、
いかがですか?
普段から自分の体調は後回しで、不調を感じても「気合いと根性で治してみせる!」と意気込んでるのですが、婦人科となると尚更行き辛い。
そもそも婦人科はうら若き乙女には必要に迫られても行きたくないところというイメージが大きいと思います。
そして、行ったことのある乙女にもあまり良いイメージじゃなかったりします。
過去に行った病院や医者の記憶が残っていて、気が重くなる・・・。
別の病院に行くにしても、どこの病院だったら嫌な思いをせずに済むのか分からない。
まずあの椅子。(内診台)
パンツ脱いだ状態で足を広げて座るって、もうそれだけで恥ずかしいのに、
その上自動で高くなって強制的に足を持ち上げて、下半身丸出しのポーズさせられるねんで?
ほんで指を入れて内診をしたり、器具を入れて検査したり・・・
なんで全然知らんオッサン(女性も若い人もおるやろ。)に見せなアカンねん!
不妊治療と4回の妊娠・出産を経験している私は、もうあの椅子も慣れたものと思われがち。
数え切れないほどの内診や経膣エコー(膣にエコーの機械を入れて診察)を、様々な病院・お医者さんによって受けてきました。
そんな私でも行く前は少し気合いが必要。
行き慣れていない人だったら、受診前の不安は察するに余りあります。
診てもらうところが非常にデリケートなゾーン。
不安や恥ずかしい気持ちが大きくてハードルがどうしても高くなってしまうけど、
だからこそ、かかりつけの婦人科を見つけましょう。
行き慣れた病院だとまだ気が楽。
先生との相性や病院のシステム(使い勝手とか受付の人の雰囲気とか待ち時間とか色々)が分かっていると安心感が違う。
少し気になることがあったときに、1から病院を探して勇気を出して予約の電話して受診・・・となるよりも、
「そうだ、いつものクリニック行って相談してみよう♪」と思える方がハードルがぐんと下がります。
小さな心配事を早めに解決しておくことが、婦人科の病気でありがちな「どうしてもっと早く・・・」「定期検診だけでも受けていれば・・・」を防ぐことに繋がります。
婦人科ってどうやって選ぶの?
初めての病院を選びはどの診療科であっても「ここで本当に大丈夫?」と心配なもの。
でもやっぱりこの一言に尽きます。
「1回行ってみなきゃ分からん。」
先生との相性は、ママ友が良かったからって自分も良いとは限りません。
私にとっては受付の人の態度も病院選びで重視するポイントですが、あんまり気にならない人もいます。
病院の印象は人によって感じ方が違う。
でも「設備も先生も古すぎて信頼できない。」とか「こんな酷い診察された!」っていう具体的なエピソードは、共通悪なので参考にできるかも。
私の最低な婦人科の体験談
以前、妊娠中に心配事があって近所の婦人科に行ったときのこと。
「昭和前半に建てたの?」と思う病院で、内装もそのまま。
トイレも和式のみ。(妊婦には辛い。)
だだっ広い診察室の脇に、そのまま置かれた内診台。
パンツを脱ぐスペースだけカーテンで仕切られている。それ無意味やろ。
膝の上にかけるタオルもなく、下半身丸出しのまま移動して内診台に座ると、バァちゃん看護師が手動で内診台を上げ、足を広げたまま数分放置。
やっと診察かと思ったら「まず洗うね。」とジィさん医師。
下半身ずぶ濡れになるほどビシャビシャに水をかけられて、水滴がお尻から滴り落ちながらのエコー。
その後「大丈夫。赤ちゃんの心臓は動いてるから。」とエコー画面も見せてもらえないまま診察は終了しました。
大丈夫かもしれんけど!!
赤ちゃんの心臓は動いてるかもしれんけど!!!
安心できない上に、私のメンタルは全然大丈夫じゃない状態で帰宅しました。
こんな個人病院は一刻も早く畳んで欲しいと思うのだけど、あれから5年経った今でも続いているようです。謎。
自分の譲れないポイントは事前に確認。あとは実際行って確認!
婦人科に行くときにどうしてもこれだけは抑えておきたい、というポイントがある場合。
例えば・・・
- 先生は女医さんが良い
- 駐車場があるところ
- キッズスペースがある
- ネット予約ができる
- 通院時間は自宅から○分以内、職場の近くがいい
- 産科と婦人科が併設されているところ
などホームページや病院検索サイトで調べれば分かるような情報は、事前に確認が可能です。
ホームページに載ってなくても、予約の電話で確認できます。
- 医師免許剥奪寸前の超高齢医師は嫌
- 設備が新しくて充実しているところがいい
こういうのは行ったことのある人の意見が参考になりそう。笑
でも、
- 受付の対応
- 先生や診察の雰囲気
- 予約の意味があるのか分からないような待ち時間が毎回ある
こういう細かいところは実際に自分が体験するまで分からないんですね。
ネットでめっちゃ評判がいいからって、自分に合うとは限らない!
でも、諦めないで!(真矢ミキ風)
その病院の態度が悪いせいで自分の健康が犠牲になるなんてもったいない。
滅びの呪文を唱えたら、
早めに忘れて次は別のとこ行こう!
「ちょっと心配なことがあるんですけど。」と気兼ねなく言える先生、
「何か質問はありませんか?」と最後に聞いてくれる先生に出会えたら、
かかりつけの婦人科候補としてオススメです。
そして超個人的なこれまでの経験をもとに言わせてもらうと、
器具や指を入れるとき、女医さんよりも男の先生の方が優しめ。
(ちなみに仲の良いママ友2人も同意見でした。w)
あと別の知人が「レディースクリニックって書いてあったのに男の先生やった!」と怒ってる話を聞きましたが、
レディースクリニックって別に女医さん&スタッフが女性って意味じゃないのでご注意を。
今回の婦人科受診レポ
冒頭に書いた通り、私は次回半年後と言われた子宮頸がん検診を受けないまま1年7ヶ月過ごしてきました。
「行かなアカンな~。」とは思うものの、これと言って実際に症状が出ているわけじゃないので危機感が薄い。(実際に症状が出てからじゃ絶対に遅い。)
それが先日からどうも下腹部が痛む。
一度気になると、痛みがどんどん強まってきているような気さえしてくる。
「もしかしてもしかして。」
最後の子宮頸がん検診結果がASC-USだったので、もしかすると異形成が進行しているかもしれない。
考え出すと悪い妄想が止まらないので、とにかく子宮頸がん検診に行くことを決意しました。
おかざきマタニティクリニックへ
ネットで当日の予約が取れたので、早速クリニックへ出発です。
娘を出産し産後の1ヶ月検診で子宮頸がん検診をした、おかざきマタニティクリニックです。
妊娠中に精密検査した病院から紹介状を貰って転院したので、その辺の経緯もご存知なところが心強い。
受付を済ませたら、久しぶりの受診なので問診表を一通り記入。
すると、希望の診察の項目の中に「乳がん検診」というのを発見!
実を言うと、少し前から胸の張りも気になってたんですよね。
左側のおっぱいの脇の近くが痛いような気がする。
絞ってみるとじわ~っと母乳が染み出てくる。
卒乳したのは1年近く前のことだし、それ以降トラブルなく過ごしてきたのに・・・。
1月下旬から急に違和感を感じ始め、有名人のニュースを目にする度に乳癌じゃないかと心配になって。
子宮頸がん検診と乳がん検診にチェックを入れて、下腹部痛があることを記入して診察を待ちます。
問診と診察
順番を呼ばれたら、まずは問診表を見ながらお医者さんに気になる点を伝えます。
診察室を出る前に娘を見て、笑顔で話し掛けてくれました。
ちなみにホントにこんな↑顔。(笑)
次は内診室に移動して診察です。
まずは経膣エコーで卵巣の腫れや子宮内の異常などがないか、詳しく診てもらいました。
卵巣も子宮も大丈夫。
痛みは排卵痛だったのかもしれないね。
うーむ。まだ排卵前だと思ってたのだけど。汗
卵巣や子宮にトラブルはなさそうとのことで、一安心。
(排卵後だったかどうかは、生理が来たら判明するので一先ず置いておこう。←信じてないわけではないw)
次に綿棒を入れて、子宮頸がん検診。
検査結果は出るまでに1週間くらい掛かるとのことで、これは先生の作業のみで終了。
最後に内診。
膣に指を入れて、お腹の上からもう片方の手で抑えて、
ピンポイント?それともこの辺りっていう感じ?
と、痛みの部分を探したり腫れなどの異常がないかを確認してもらいます。
それ以外に痛みを感じそうな所見がないとのことで、内診終了です。
婦人科の乳がん検診って?
おかざきマタニティークリニックは問診表にもホームページにも診療内容に「乳がん検診」という項目が書かれています。
でも神戸市指定の乳がん検診ができる医療機関ではありません。
神戸市指定の医療機関での乳がん検診の内容は、問診・視診・触診・マンモグラフィ・自己触診法の説明とホームページにあります。
おかざきマタニティークリニックでは、問診・視診・触診と超音波検査(エコー)をしてもらえました。(マンモが無い)
子宮頸がん検診が済んで内診台が下に降りると、看護師さんに「そのまま座ってお待ちください。」と言われました。
内診台に座ったまま(パンツも脱いだままw)、胸の前を開けて洋服がエコーのジェルで汚れないようタオルでカバーして待ちます。
先生が来たので「左の胸のココが張って痛みがあるときもあります。」と説明すると、
・・・うん、少し固い感じがするね。
左と右の胸を触診して、気になる部分や他のところも全体的に観察している様子。
ドキドキ。
ハラハラ。
気になる・・・。
固いってどういうこと!?(゚ロ゚;))
おっぱい揉まれてるとか、そういうエロ要素はまるで存在しません。(当たり前や!)
次にジェルをつけて、左の胸をエコーで調べて、画面を一緒に見ながら説明してもらいます。
怪しい影はないね。
右側も一応診ておこうね。こっちも大丈夫そうだね。
先生の診断では、
- 生理前のホルモンバランスによる胸の張り
- もし次の生理が終わっても治まらない場合は乳腺症も考えられる
とのことでした。
まずは次の生理が終わってからの変化を見て、続くようであればマンモグラフィーもしてもらえる乳腺外科へ相談に行くつもり。
乳がんの可能性は減ったけど、検査の信頼度や安心感は乳がんの検査経験が豊富な乳腺外科にはかなわないといった印象です。
(それでも相談して「怪しい影はない」と言ってもらえて、だいぶホッとしたことも事実。)
おかざきマタニティクリニックでは、乳腺症だった場合はお薬などで治療できるとのことでしたが、異常がある場合は詳しい検査や治療のできる病院を紹介してもらえるそうです。
《まとめ》早めの対応で安心。かかりつけ婦人科があると心強い!
- 婦人科は確かにハードルが高い。
- でもかかりつけの婦人科ができるとそのハードルも少しは下がる。
- 病院との相性は実際に行ってみないと分からない。
- 最低な医者にあたってしまったからって、そのせいで自分の健康が害されるなんて損。
- さっさと忘れて次!
- 心配事は小さなうちに早めに解決して手遅れを防ぐ!
この10日後、子宮頸がん検診の結果を聞きに行ってきました。
検査結果はNILM!異常なし。
検査結果の紙に「少しだけ炎症しているところがある」と書かれているのが目に入りましたが、前回のASC-USから自然に治まってました!!
小心者の私は1週間ハラハラしながら過ごしていましたが、異常なしになって嬉しくて帰り道で娘に「やった~♫」と思わず抱きつき、
お祝いにCMで気になってたケンタッキー買って食べましたw(旨辛生姜チキン旨かった。)
今回の子宮頸がん検診・乳がん検診・エコー検査に掛かった料金は、保険適用で初診料を含めて3,600円。
検査結果を聞きにいった日は再診料のみで390円でした。
次の検診は1年後なので、忘れないように受診しなきゃ。
来年度は偶数年に当たるので、市の助成でお得に子宮がん検診を受けられます。
検診はもちろん更年期になったらホルモンバランスの相談や、万が一また妊娠なんてことがあったら(笑)、次もまたおかざきクリニックにお願いします!