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天体の年齢域
10天体が持つ性質を月から順番に身につけ、鍛え、発達させていきます。
それぞれの天体がそれぞれの年代を担当して、強く影響を与えるとも言えます。
各天体の年齢域は以下のとおり。
月:生まれてから7歳
水星:7~15歳
金星:15~25歳
太陽:25~35歳
火星:35~45歳
木星:45~55歳
土星:55~70歳
天王星:70~85歳
海王星:85歳以降
冥王星:死の瞬間、死後
月:0~7歳
生まれた家庭環境、主に母親からの影響が強く影響して、性格の土台ができあがる時期。
無意識の領域で、こうすると喜ばれた愛されたという体験が、自分の身に起こったことをどう捉えるかという感情パターンや、習慣、癖に繋がっていく。
苦しみや悲しみはインナーチャイルドとなって、無意識の中に残り続ける。
水星:7~15歳
日本では義務教育である小中学校時代にあたり、知識とコミュニケーションを鍛える時期。
何かに興味を持ったら、どうやってさらにもっと情報収集するのか。
家庭から出て、感覚的な月の部分だけで上手くいかなくなったことを、人とのコミュニケーションや情報で補っていく方法を覚えていきます。
金星:15~25歳
思春期で多感なお年頃、ですよね。笑 (女性は特に!)
水星が収集したものの中から、自分がワクワクするもの大好きなもの楽しいことがどんどん分かってきて、感受性が育まれる時期。
好きな人ができて、オシャレして、キレイになりたいなと思ったり、付き合いたいと思ったり、心が動かされる出来事がたくさんありますよね。
楽しいと努力のバランスを鍛えていく時期でもあります。
太陽:25~35歳
社会に出て、今回の人生での目的を探して目指していく時期。
実現させたいことを模索し、明確にして、行動する。
これまで受け身だったところから、能動的に切り替える。
星占いの○○座っていうのは、この太陽の星座。
「○○座さんはこんな人!」とかって言われるけど、素の自分とか性格っていうのは月で、周りから見た印象だとアセンダントの方がしっくりくるかも。
火星:35~45歳
人生の目的が見つかったら、実現に向けて自分を出していく時期。
月・水星・金星で自分の個性を育てて、太陽で目的を見つけて、火星では達成するために社会に向かって情熱的にガンガン行動していく。
水星で集めて、金星で選んだら、火星で出す、そんなイメージ。
自分の内から外へエネルギーを出して使うのは、火星の担当。
木星:45~55歳
これまで酸いも甘いも経験してきて、いったん周りを見る余裕が出てくる時期。
余裕があるから、部下や後輩を育てたり許したりできるようになる。
太陽で目的を見つけて、火星で実現に向けてガムシャラに行動して、木星でふと周りを見回します。
頑張ってきた自分に対して、またこれまで身を置いてきた世界に対して、「ま、こんな感じよね~。」という信頼とある種のゆるさみたいなものが生まれる。
これまでの経験が人としての度量の大きさに出てきます。
火星までに培ってきたものが、その器の大きさに比例して発展していく時期でもあります。
土星:55歳~70歳
これまでの人生を振り返って、いったんまとめる時期。
社会に出て自分がしてきたことの結果を見る、そして何が足りなくて何が苦手で何を克服していかなければいけないのか、チェックする。そして、そこをメンテナンスする。
責任を負う立場にもなる年齢だし、厳しさも出てくる。
これまでの人生で自分の中の教科書が出来てるので、それに沿ってきちんとしたいというような頑固さも出てくる。
天王星・海王星・冥王星の年齢域
占星術が生まれた時代では、土星までに寿命を迎えていました。
なのでこの世的な、物質世界の社会的な枠から飛び出して、自由になるのが天王星の年齢域ですね。
日本では定年退職後、というイメージ。
今まで毎日通勤してきた会社を辞めて、急に自由になったけど、さぁどうする?みたいな。
これまで自分を縛っていたルールや価値観というのは、自分が所属していた会社や組織だけのものだったと気付いて、魂の世界から繋がる宇宙の法則に従って生きるためにシフトチェンジされます。
海王星になると、さらに現実と魂の世界との境界線が曖昧になりそう。
冥王星は死を迎えた、その後の世界なので、完全に未知の領域です。
でもそこで終わりではなくて、先にまた世界が続いていることを表している感じがします。
まだ年齢域がきてない天体の資質はないの?
これはあくまで私個人の意見ですが、生まれて月→水星→金星までは順に備わっていくように思います。
ただ、1つの天体の年齢域に入ると、その天体の入っているハウス、同じハウスにある天体、アスペクトを取る天体や感受点などにも影響が出ます。
例えば、月土星合であれば落ち着いた子だったり、火星が絡んでるとキレやすかったりとか。(もちろん、サインにもよるけど。)
生まれてからの数年は、月よりもアセンダントが強く出るんじゃないかな~?と我が子を見てて思ったりもするわけで、となると、アセンとのアスペクト、1ハウスなども見ていくことになり。
だから単純に1つずつ備わっていくというわけではないけど、年齢域の天体のテーマに強くスポットライトを当てて、そこを中心に鍛えていく、育てていくというイメージですね。
木星・土星を見すえて太陽・火星をしっかり鍛える!
月・水星・金星の間に、自分の感性や価値観といったものが作られていきます。
将来的に才能になるかもしれない資質・性質が作られるのもこの時期。
才能予備軍なので、まだ武器や強みとして使いこなすところまでいってないわけですね。
太陽を鍛える
月・水星・金星に備わったサインも、まだ未熟さが残った荒削りの状態。
鍛えて磨いたら武器として使えそうな素質が見えてきたら、次はその能力を使って何をしよっかな?と考えます。
これが太陽。
だから素質のままではダメなんですね。
意識して鍛えて磨いていく。
例えば乙女座の分析力。
良いように出れば・・・
細かいところにもよく気付いて相手の意を汲み取ってきっちりと順序立てて完璧を目指していく人。
スケジュール管理や最終チェックが得意な、とても頼もしい秘書とか補佐に向いてそうな人。
これが未熟で悪い風に出てしまうと・・・
神経質で、重箱の隅を楊枝でほじくるような「そんなとこまでええやん。」というところまでうるさい人。
本人が思う正義以外は許せない、足を引っ張る人。
武器として使えるはずの能力も、短所になりかねない。
だから意識して自分で鍛えて、持ってる武器を生かして何をするかっていうのを模索するんですね。
火星を鍛える
で、太陽期に目的と武器がある程度形になって見えてきたら、火星期に行動。
火星は目的を実現するエネルギー、夢を叶えるエネルギー。
行動に移すというのも、自分で意識して鍛える必要があります。
武器も実際に使わなければ、宝の持ち腐れなわけです。
大きな目標があっても、夢見てるだけで何もしなければただの夢。
目指す場所に向かって、ちゃんと自分の足で歩き出さないといけません。
経験したことない、初めてに挑戦するのは勇気が要ります。
勇気が要るからこそ「ぼくはやるんだ!」と意識するのです。
頭の中で想像しているだけでは分からないこともたくさんあります。
どうなるか分からないことに、最初はビビッてしまうのも当然のこと。
「エイヤッ!」と外の世界に飛び出して、実際にやってみて、あぁだったこうだった、じゃあまたこうしてと手直しをしてまた挑戦する。
失敗を失敗のまま終わらせずに、また違う方法でやってみる。
傷だらけの自分を月で癒し、水星で情報を集め、金星で自分に合う方法を選んで、太陽の目的に向かって、火星で再出発。
火星を鍛えるには、エネルギーを身体から外に向かって出すことをやる。
- 行動する
- 挑戦する
- 情熱をもって何かに取り組む
- バリバリ仕事する
- 目標を決めてそこに向けて頑張る!
- スポーツで体を動かしまくる
- 筋トレ
- 汗をかくような激しい運動
毎日だと疲れ切ってしまうので、適度に。
関連記事⇒
今わたしが取り組んでいることや、どんな風に意識して使えばいいのか書きました。
木星と土星は結果が出始める
受動的に内側を育ててきた月・水星・金星から、能動的になった太陽とさらに加速する火星から、木星で再び受動的な雰囲気が出てきます。
自分のしてきたことに結果が出始める。
火星までの間に育ててきたものに、実りが出始める。
ということは、種を蒔いて、手入れをして、というのを自分がどれだけやってきたかというのがとても大切だということが分かります。
何も種を蒔いてないのに、実がなるわけない。
種を蒔くだけで放ったらかしで、豊かに実るわけもない。
自分がやってきたことの成果が、木星期にさらに発展するんですね。
たくさん頑張ればたくさん立派な実がなるだろうし、逆もまた然り。
自分が育てたもの、自分がしてきたこと、自分が大切にしてきたもの、それが何倍にもなって自分に返ってくる。
そのさらに最終結果が土星期。
全てを収穫するとき。
老害と呼ばれてる人のようになるのか、どこかで誰かの人生の師となれているのか。(まぁ、師になろうとしてなるものでもないですけどね。。)
もちろん、木星土星の年齢域になってもまだまだ他の天体は鍛えられるし、何もせずに太陽火星が過ぎちゃったらもう手遅れってことが言いたいのではありません。
メリラボの読者さまは、太陽期後半~火星期の方が多いので、今できること精一杯やっとこうぜ!ってことが言いたいのです。
私はもっと早くにホロスコープ知っときたかった…。
今に全力で向き合う!
どの天体も、そのサインの資質は自然と備わるような環境に身を置くんだけど、太陽・火星の年齢域に自分がいかに能動的に動けるかで、その後の木星・土星に大きく差が生まれるんですね。
いつ始めても遅いってことはないので、気付いた今がチャンス。
そして、特に水星・金星・火星は鍛えれば鍛えるだけ武器として磨かれていくので、太陽で定めた人生の目的に必要な資質はビシバシ鍛えていく。
木星と土星はココで頑張った分をちゃんと返してくれます。
その代わり、それぞれの年齢域で各天体にキチンと向き合って、今出来ることを精一杯全力でやる。
やり残したことや、不完全燃焼のまま過ぎてしまったものは、次の年齢域や木星土星の年齢域に現れてきますから。
特に木星の一歩手前の火星。
私は今、火星の年齢域なので、、特に意識して鍛える重要性を感じてます!!