母親失格!小2の子どもに「自分が嫌い」と言わせてしまった私の決意

最近娘(1歳8ヶ月)が、後ろからハグして「だいすきー♡」と言う技を覚えました。

あすなろ抱き・・・超絶可愛くて瞬殺されます。

どこで覚えた!!?

思わず仕事の手を止めて、全力でハグに応じてしまう。悶絶。

欲しいものがあったら、それパパにやったらイイと思うよ。笑

こんにちは、メリッサです。

子どもたちには全員に「大好き!」と伝えて育ててきたつもりです。

「この野郎、可愛いな」と思ったら実際に「カワイイ!大好き!!」と言っちゃう。

まだ小さいガキんちょのくせに必死に背伸びして憎らしい口を聞く幼い息子に「笑。ママめっちゃ好きやわ~。」と微笑ましくて、ついつい言っちゃう。

だけど『つもり』なだけで、あんまり足りていなかったのかもしれません。

長男が私に向かって言いました。

「僕嫌いやねん、僕のこと。」

突然のことで、すごくビックリしました。

何でそんな風に考えたんだろう?

私はこれからどうすれば良いんだろう?

たくさん考えて、私なりの結論を出しました。

息子が心から自分を大好きに思えるように、母は今からこうしようと思ってるよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

自分のことが嫌い、そんな悲しいこと言わせてしまった

それは長男の帰宅後、宿題の合間に子どもたち4人と私でおしゃべりしながらおやつを食べているときのこと。

ふとしたときに、誰も話さない静かな間ができて。

「僕は自分のことが嫌いやねん。」

長男がボソッと、でもしっかりと私の方を見て言いました。

私はビックリして、思わず出た言葉は、

「なんで?どういうところが嫌いなん?」

でした。

「すぐ泣くから泣き虫やし、

走りも早くないしバスケも全然上手じゃないし、

ごめんねもちゃんと言われへん。

あと、全然優しくできん。」

「そっか。

すごいな、アカンところ4個しかないねんな。

ママにはもっとアカンところあるで。

それにな、ここがアカンって自分で気付けてるっていうのはスゴイと思う。

次はそこを変えていったらいいって分かってるってことやから。

そんなん全然気付けてない人もおるのに、ちゃんと自分で気付けてスゴイわ。」

こう言いながら「でも、あんたが自分を嫌いでも、ママはあんたのこと好きやねんで。」ってことを知ってて欲しいなと思いました。

『天ない』みたいやな。笑

ママめっちゃあんたのこと好きやのに、好きな人のこと嫌いっていわれてちょっと悲しいわ。

泣き虫でもいいやん。

きっと他の人のこれされたら嫌とか悲しいとか、気付いてあげられるねんで。

バスケ上手じゃなくても、楽しいと思って行ってるんやったら良いねん。

うまくなりたいんやったら、次何せなアカンか考えて動ける。

上手じゃないのに上手やって思って何もせんよりも、上手くないって知ってて練習しなあかんわって思える方がいい。

ごめんってちゃんと言われへんこと、アカンって思うんなら、ママと一緒に練習しよう。

ママもな、ママが悪かったんじゃないのにとか、上手に言えんときあるねん。

ママもちゃんとごめんって言えるように練習するから、一緒に言えるようになろ。」

なんか頭の中が全然まとまらなくて、

とにかくそんな風に自分のこと思わんでいいのにっていうことがグルグルして、

今思えばもっと上手い言い方あったやろうとか、

こんなんでちゃんと伝わってるんやろか?とか、

不安も残りますがこんな感じで、

最後にもう一度「ママは大好きやねんで」ということを伝えてこのときは終わりました。

なぜ息子が自分を嫌いになったのか?何が彼にそう言わせたのか?

長男の心の中を見たわけではないので真実は違うところにあるかもしれませんが、あくまで一番一緒にいる時間の長いポジションにいる人として、母として、考察するには。

長男(小2)には近所に幼稚園時代からの友達がいます。

ママ同士もほぼ毎日顔を合わせるし、今では父親同士も会えばよく喋るような家族ぐるみのお付き合い。

毎朝一緒に学校に行って、今はクラスも同じで、部活(バスケ)も同じ。

でも、何もかもが同じではない。当たり前やけど。

長男は早生まれで、体も一回り小さくて、言われたことを理解するのに時間が掛かるときもある。

欲しい物を全て与えてもらえる環境ではないし、兄弟が多いゆえの苦労もあったと思う。

育った環境や目に見えるところが、彼と息子では真逆と言っていいくらい違う。

けど、まぁそれはそれ。

人は人。

息子は息子。

親が子どものことに関してどこまで介入するか?

そして私とその友達の両親では、親が介入する線引きの度合いが違う。

  • そこは任せるわ。
  • ここまでは自分で考えて決めてごらん。見てるから。
  •  一緒に考えてみよか。
  • こうしなさい。

親がどこまで子どものことに介入するかの度合い。

もちろん全部が全部じゃないけど、どちらかといえば私はこうしなさいということは少ない。

どちらが良いとか正解かというのは一先ず置いとくとして。

子供同士の関わり方は子供同士で

子供同士のケンカは子供同士でお互いに納得して解決してるならそれで良し、と私は思っているので、基本的に口出しはしないし、本人が言ってこない限りは「何があった?」とも聞かない。

子供同士の付き合いに口出すつもりは毛頭ない。

「正直に言わせてもらうとあそこの親とは到底気が合いそうにもない。」と自分が感じていても、それは親の問題であって子どもの友人関係には影響しない。

自分たちが気が合ってると思ったら友達でいたらいいし「そうじゃなくなったから友達やめるわ。」と言ったらきっと私は「そう。」と言うだろう。

極端な話、もしボコボコに殴られて帰ってきても、

「今日ケンカしてめっちゃ殴られたわ。でも仲直りしてん。」と笑顔で言ってきたら、

「そうなん、すごい顔やな。相手は怪我してへんの?」ってくらいだと思う。

まぁ小2なんでね、命の危険や後遺症・傷跡が残るような怪我がお互いになければ口出しするつもりはないんです。

「ほら、おもちゃ無理矢理とっちゃダメでしょ?ごめんねしようね。」みたいに親が口出しするのは集団生活に入る前まで。

ケンカして、ごめんって言うまでに色んな葛藤があって、誤解があったり1対1のケンカじゃないこともあったり、単純なそのときだけのケンカで済まないこともこれからどんどん増えるやろう。

けど、その中でコミュニケーションとか相手の気持ちを考えるとか、少しずつ学んで身についていくことがあると考えているから。

相手の親からの注意に対して私は・・・

ただし、私自身がそう考えていても、首を突っ込まないつもりがそうはいかないこともある。

そのお友達のご両親は介入するタイプ。

「他の子やったら放っておくねんけどね。」と有難いことに息子を気にかけてくださる。

「こんな風に長男君に言われて(あるいはされて)、すごく傷ついてるみたいで。」

「こんなことを長男君がしてたから他の子がもう嫌ってなって、見ていたうちの子が謝れって言っても謝らなかったみたいなの。」

と、何かある度に教えてくださる。

「その話初めて!」ってときもあるし、「それは息子側から聞いてる話とちょっと違うけど、実際のところどうやったんやろう?」ってときもある。

子どもは自分をかばいながら話すやろうから、息子の言い分がいつも100%正しいとは思ってない。

だけど余所の子のことは分からんけど自分の息子の思考回路のことはなんとなく想像できるから、「あぁ、それで息子はそんな風にしたんやな。」と察することはある。

話を聞いた後私は「はて、どうしたものか。」と思いつつ、

そのときに何があって息子はどんな風に言ったのかあるいは動いたのかを息子に問うのである。

私は息子に謝らせてきた

何か事が起きた後日に私の耳に入ることが殆どで、詳しい話を聞こうと思っても息子はハッキリと覚えていないこともある。

「ママは実際に見たわけじゃないから、ただ何があったのかと、あなたがどう思ってどう動いたのか、そこが知りたいだけなんだけど。」

はなから叱るつもりで話し始めるわけじゃないけど、聞いた話と息子の話があまりに食い違ってると「なんでやねん」と思ってしまう。

いつまでも話が進まないと、つい口調が厳しくなる。

聞いた話と息子の事情を客観的に考えてその後どうすべきか考えようと思いつつも、

毎回こういう話はあちら様のご指摘から端を発しているので、どうしても着地点が息子の反省・謝罪になる。

息子とお友達が逆の立場になっても私が口を出すことはないし、そういえばこれまで相手の反省や謝罪を息子が聞くことはなかったな。

息子の自信を少しずつ奪い続けてきたのかも

親の目から見て、出会ったときからすでに相手の息子に対しての態度は対等ではなかったけど、

息子はそうは思っていなくて、

息子が対等あるいは少し優位に立つとその親子の気に障るんやろな、と何となく感じていました。

だからって別に気を使ったり、顔色を伺う必要はない。

そう思っていたのだけど、

今思えば、事ある毎に口を出すお友達のご両親の思うように動きすぎていた自分がいたのかもしれない。

息子側に立っているつもりが、いつの間にかあちらに肩を並べていたのかもしれない。

少なくとも息子の目にはそう写ったかもしれない。

同じクラスになって、同じ部活に入って、比べられることが増えて。

さらに私が追い討ちをかけて、息子の自信を奪い続けてきたのかも。

だとしたら、これまでの私は間違ってる。

今からでも息子の自己肯定感を取り戻したい

今回息子が自分の事が嫌いという前日に、私はその数日前の部活での出来事についての話をしたところでした。

友達の母親に朝会ったときに、「こんなことがあって、長男くんがこのままやったらアカンと思って。」と言われたので、

息子に何があったのか話を聞き、こうされたのが嫌だと感じたみたいだよという話をしました。

翌朝、彼女に話をしたと伝えると、

「そっか!長男くん分かってくれたんやね、変わってくれるといいね♫」

と明るく答えてくれました。

そのとき何か心がモヤモヤしたのだけど、何故だかが分からなかった。

でも、ずっと何にモヤモヤしたのかを考えて分かったんです。

私、長男に変わって欲しいなんて思ってない。

今のままの長男でいいねん。

長男が自分で経験して自分で感じて、成長して変わるのは楽しみ。

やけど、こんな風に変わって欲しいなんて1mmも思ってない。

長男はもしも変える必要のあるところがあれば自分で気付いて変われる子やから。

と思っていることに気付きました。

もしも私が「こうされたのが嫌だったらしいから、次は嫌な気持ちにさせないように考えて動かんとアカンなぁ。」と話したことが、

息子の「今のままの自分ではダメなんだ。⇒自分が嫌い」という気持ちに繋がったのであれば、

それは違う!と。

声を大にしてそんなことはない!と伝えなければいけないです。

「今のままのあなたでいい」と伝え続けなければいけないです。

私は「自分が必要とされている」と感じられなかった

私は自分が子どものときに誰かに必要とされていると感じることがなくて、

  • 自分に自信が全然なくて、
  • 何で生まれてきてしまったんやろう?
  • 何で私は簡単に死ねへんのやろう?

とずっと思っていました。

自己肯定感があまりにも低い、というよりも、ほぼない。

これは自覚があったので、我が子にはそんな風には絶対になって欲しくないとずっと思いながら子育てしてきました。

けど結論から言うと、私の子育ては失敗っぽいですよね。

長男に自分が嫌いと言わせてしまったから。

だけど必ずまき返してみせます!これが私の今すべきことです。

  • 自分は誰かに必要とされている
  • ありのままの自分でも大好きでいてくれる人がいる
  • どんな自分でも全力で味方してくれる人がいる

こういう実感が全くないまま大人になると、どれだけ生き辛いか。

経験したから分かってるんです。

身をもって経験してきた私だからできる方法があるはずです。

息子の自信を取り戻す!

まずは息子にもう一度「ママはあなたのことが大好きやねんで。」ということを伝えようと思います。

一度どころか、何回だって言います。

いや、これまで1日に何回言っても足りんかったんなら、もっと言おう。

めちゃめちゃ大切やし、

おらんかったら困るし、

そんなことを想像しただけでも涙出てくるくらい、

ママにとって大きな存在です。

今のあなたには、めっちゃ良いところあるねんで。

  • 人を見たときにまず良いところにたくさん気付いて嫌なところをまるっと許せてしまうところ
  • 他の人がすごいと思ったら、素直にその凄さを認めて称えてあげられるところ
  • 音楽会の楽器オーディションに落ちたことよりも、友達が受かったことを喜んであげられるところ
  • シンドイことでも楽しそうにこなしてしまうところ
  • 自分がビシャビシャになってるのに、友達の方が多く傘に入れてあげるところ
  • 大好きな人に大好きとまっすぐ伝えられるところ

先生に家庭訪問で、

「他の人に比べて自分ができてないって焦ったり、自分の方が良くなろうみたいな気持ちにはならないですか?」

と言われた数ヵ月後の保護者面談では、

「彼の、世界が丸ごと平和にというか、みんなが楽しく幸せにというような精神が素晴らしい。彼はあのままで良い。

と言われるくらい、自分だけじゃなくて他の人の事を考えられてると思う。

本当言うとちょっと、負けん気や俺も!みたいなガッツが少し芽生えて欲しいなと思ってました。

でも他者を蹴落としてまで我が我が!といかないところもあなたの良さだと思うので、やっぱり今のままのあなたで良いです。

基本的に口出しはしない、自分で考えて決めなさい、というスタンスはきっとこれからも変わりません。

変えるつもりは今のところないです。

でも応援はしてるし、

実はめっちゃハラハラしながら「どうするんやろな?」って思いながら見てます。笑

何かあったときにはいつでも守れるような、頼れる存在になりたいです。

話したいことがあったら聞くからね。

「ごめん、今手が放せん。」って言ってもたら怒ってな。笑

夕飯の時間が1時間遅くなっても、やっぱりあんたの話聞く方が大事やわ。

忙しかったらつい忘れてしまうかもしれんけど、怒ってくれたらちゃんと思い出すから。

スポンサーリンク

《まとめ》親子で自分を好きになる!

私の今すべきことが見えて、というか、これでいいんじゃない?って思える答えを自分自身の中に出せて、スッキリした気持ちです。

息子が「自分のこと好き」って思えるようになるまではまだ、満足してたらアカンのですけど。

考えている間は、すごく悲しくて辛くて可哀想で切なくて。

「自分を嫌い」と言わせてしまったこと、すごく申し訳ないなって思いました。

自分が親にされて嫌やったことを我が子に繰り返してたかもしれないと思うと、

息子がちゃんと口に出して、言ってくれて、言ってくれたのが私で、今で、

私も自分が間違ってたことに気付けてよかったです。

あと、親が子どもに口出しすることに関して、

聞いた話を何でもかんでも真に受けて、そのまま息子に話を聞いたり伝えるのは違うなと今は思ってます。

やっぱり私、子供同士のことは余程のことじゃないと首を突っ込まなくていいという考えは変わらなかったので。

他人から聞く話よりも、誰よりも息子の話を聞いてあげよう。

後から言われても「何のこと?今更また穿り返されんの?」ってなるの、私もされたら嫌やからもうやめる。

私が現場を見てて思うことがあったら「そういうとこなのー!!」って言うかもしれん。笑

ちなみに、夫に「長男がこんなことを言ってたよ。」と伝えると笑ってました。

自己肯定感に満ち満ちている方なので、あんまり人の痛みとかに共感しないので、この人に話すと『悲しいことは2倍、楽しいことや嬉しいことは半分』になるんですよね。

だから言ってくれたのが私で良かったなって思ってます。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で