先日、3月1日は私の誕生日でした。
我が家では家族がそれぞれ誕生日にその年の目標を語るのですが、今回私はそこで初めて夫に伝えたことがあります。
パソコンが欲しい!!
こんにちは、メリッサです。
私と夫は夫婦です。
でも私が結婚前に思い描いていた夫婦のカタチとはちょっと違う。
お互い支え合って何でも話し合って共有して家族を作っていく・・・というのが私の漠然とした夫婦のイメージ。
実際の私達は、この真逆な気がします。
『ほうれんそう』も不充分でイライラすることがあるし、私は思っていることをほとんど伝えない。だから夫はたぶん、私が本当は何を考えてるか分からないと思う。(だけど気にする様子はない。)
誕生日だったし、35歳だし(あんま関係ないw)、結婚9年目になるし(中途半端ww)、今感じていることを思ったまま書き残しておくことにしました。
「もうこの人とはやってられん!」と思うことがあったら読み返そうと思う。
Contents
なんでこの人と結婚したんだろう?
誕生日のお夕飯はフライドチキンでしたが、ワインで乾杯しました♡
午前中にインターホンが鳴って、宅配のおっちゃんが届けてくれたものです。差出人は夫。
サプライズやプレゼントが好きなのか、いきなり贈り物をされることもしばしば。
だけど趣味が全然違うというか、年も違うし(8歳差)、好きなものも違うから、贈られて戸惑うこともしばしば。笑
今回は私の大好きな赤ワインだったので、貰って嬉しいプレゼントでした。超珍しいww
2008年7月7日に入籍した私たち夫婦。
出会ったときは10代だったんですよ、私!まだ夫は前妻と結婚していて、継子たちは2歳になる直前のヨチヨチ歩き。
それから色々あって彼は離婚して、私は世界1周の旅に出て、(中略)、結婚して。今では気がつけば子供は4人になってるし、継子たちも今年は高3。(18歳ですぜ。早いわ。そら私も年取るはずやわ。)
その間に「もう子供たち連れて出ていく!」と思ったこともあるし、「もう無理…。」と泣いたことは数え切れません。
だけど一緒にいる。
なんでだろう? 笑
何でって何でやねん!って言われそう。なので考えてみることにしました。
結婚のきっかけは…妊娠
結婚する前にちゃんとしたプロポーズがあったかも微妙で、最終的な決定打はデキたからっていう、なんともトホホな私たち。
世界1周の旅の途中、仕事でアメリカに来ていた夫と現地で合流して10日間ほど一緒に過ごしたとき。指輪を渡されて「日本に帰ったらずっと一緒にいて欲しい。」的なことを言われたのですが、それから長男を授かって入籍するまで3年経ってるんです。
だからあれがプロポーズだったのか、微妙なのよね…。
帰国後に夫(当時は彼として)を両親に紹介したときは、バツイチ&自営を理由に「早まるな。」とか「妊娠してるわけじゃないなら結婚はまだ考えるな。」って言われた記憶があります。
今思うととんでもない。笑
数年して「妊娠したから入籍する。」と報告したときは大して反対はされませんでしたけど、だったらちゃんと順番通りに行きたかったような気もします。
ま、今となっちゃどうでもいいことです。
夫は別に、結婚に大して積極的でもなかったしな。(繋ぎとめといて酷い男やわ。)
「実家に帰らせてもらいます!」を一度もしたことがない理由
私が「もう無理!出て行ってやる!!」と思っても、これまで決して実家に帰ったことがない理由はただ1つ。
戻る実家がないから。
結婚したときは私は「実家に帰るくらいならあなたの実家に帰らせてもらうから。」と言ってました。
かと言って、義実家に帰らせてもらったことも一度もないけど。
実両親は事情が何であれ「早く戻って謝りなさい。」というタイプ。めちゃ昭和。カチコチの昭和。そして親子関係が良好じゃないのでそもそも会いたくない。
義両親は結婚した当初は「よくまぁこんな息子のところに嫁に来てくれて!!」という雰囲気だったので、私が行ったら夫を叱ってくれそうな気がして。
実際は違って息子超溺愛!で何でも息子がNo.1のオンリー1。叱るどころか「家で1人でいるなんて、可哀想!」とか言い出しかねん。うん、きっと言う。
というわけで私には帰らせていただく実家がございません。
ビジネスホテルに泊まろうと思ったこともあるけど、当日宿泊OKのホテルを探して値段や交通の不便さに辟易して挫折しました。
今の私ならテント持ってキャンプ場に家出します。でも学校&幼稚園あるねんなぁ。現実的じゃないな… (涙)
夫と私は正反対の性格
先日の記事でも書きましたが、夫はすごく自己肯定感に満ち溢れているような人です。
両親から愛されて明るくて友達が多い幼少期を過ごし、「アホでも元気なら良い!」と心から言われて育ち本人もそう信じている。(←なんかトゲのある表現なのは気のせいです。)
学生時代や前の職場の友人から今でも連絡が来てちょこちょこ飲みに行くし、子供の所属する部活の保護者ともすぐに仲良くなってしまう。
陰キャな私とはつくづく正反対のタイプだと思う。
ただそんな明るい人生を歩んできた夫は、人の痛みが分からない。
いじめとも無縁で自殺願望なんて1mmも抱いたことがないので、心に抱える悲しみや生き辛さや表現しようのないものを理解できない。理解しようともしない。
こう書くと非難しているように思われるかもしれないけど、そうではなくて、ただ転んで膝を擦りむいたことがない人に転ぶと痛いんだと言っても伝わらない、それと同じ感じ。
私が母との関係に苦しんで何冊も本を読んでいたときは、「またそうやって自分を悲劇のヒロインに当てはめようとする。」と思っていたそうです。それは今でも同じ。
本人にとっては当てはめようも何も…という切羽詰った問題なのですが、自分のすぐ隣にいる人間は当然のごとく自分と同じだと思い込んで疑わない。
いじめの経験も、性被害の経験も、親子関係についても、全ては別世界の出来事として彼の頭にしまわれて、終いには引き出しの奥の手を伸ばさなきゃ届かないようなところに落ち込んでしまっている。
つまり、一見すると「無かったこと」となる。
私はだから、過去の経験からくる今の自分の問題を理解してもらうことは諦めました。
その代わり口出ししないで。引っ掻き回さないで。そっとしておいて。
そんな夫にうっかり話してしまうと、心がズタズタになるし疲弊してしまうことが多い。その結果が『嬉しいことは半分、悲しいことは2倍』。
だから話せないことがたくさんある。
1人で抱えていることがたくさんある。
打ち明けて応援してもらいたいこともある。
だけど、今のところ全部は言えそうにない。
正反対の夫に助けられていることもある
ここまで読んでくださった方には、きっと「何でそんな人と結婚したの?」て思われるかもしれない。
夫婦はお互いに何でも話し合って、支え合って、応援し合って、理解し合って、そうやって相手を思いやりながらやっていくもの。
大切なことは何も話せない。辛いときに辛いといえない。自分の生き辛さや悩みを理解してもらえない、そんなんで夫婦って言えるの?って。
だけど、やっぱりそんな夫に助けられていることもあります。
彼はその根っからの明るさで、私の影を照らしてくれる。
私の生き辛さや悩みに共感はできなくても、数少ない良いところを見つけてくれる。
彼の目から見たら、ちゃんと母親頑張ってるように見えるらしい。
私が日中バタバタで夕飯が手抜きでも、掃除が行き届いてなくても、洗濯物が畳まれていなくても、文句は言わないしできることはやってくれる。(たまに顔に出てるけど。)
何で結婚したの?って聞かれたら「顔」と即答しちゃうような人なので、10年後どうなるねん!と思ってたけど今のところ彼にとってはまだ私の顔は現役らしい。笑
そして、私が珍しく何か伝えたい素振りを見せると、自分の思いをなかなか口に出して上手に言えない私を、夫はいつまでも待ってくれる。
主婦ブロガーの方聞いてえぇぇぇーーー!!
私、夫にパソコンが欲しいって、ついに打ち明けましたーーーー!!#HappyBirthday #涙出た #笑われた #でもOKって #容量残0の8年物PCから卒業の予感 #みんな拍手 ←— メリッサ (@sutekimama7) 2017年3月1日
誕生日の朝に35歳の目標を聞かれて、すぐには本当の目標が言えなかったけどその目標を実現するためにパソコンを買いたくてただ「パソコンが欲しい。」と言いました。
何のために?って聞かれて「今は言えない。」って答えると「ありえん!!」って絶叫してたw
「パソコンを使って仕事がしたい。末っ子が幼稚園に行くようになったら動き回れるから、そのときのために種を蒔いておきたい。」
「今、パソコンを買うくらいの収入はあるからそこから買わせて欲しい。」
と大幅に省略して伝えたら「別にそれは家計から出しても良いお金やと思うねん。」ってOKしてくれました。
「それは泣くような話じゃない。応援する。」だそうです。
応援してくれるなら頑張らんとね!
私の頭の中の野望目標すべて伝えたわけじゃないのに、やりたいことに対して応援の姿勢を見せてくれたことにすごく感謝してます。
応援してくれるんだから私も頑張って、今の目標を着実にクリアできるように努力しなアカンね。
そういえば去年末、長男と将来の夢の話をしたときも「メリちゃんは?」って夫に聞かれて「犬山さんとか湊かなえみたいになって、仕事で中居くんに会えるような人になりたい。」って冗談ぽく答えたんです。
「本読むの好きやもんな。何か書きたいの?」って前向きなリアクションしてくれていました。
だから、ちゃんと今やろうと思っていることを話しても、反対はしないと思うんですけどね。
パソコン欲しいって伝えてたリアクション1発目が「何に使うの?出会い系サイト??」だったので、
夫が時代遅れ感甚だしい(スマホでやるわw)&妻が日中何してるかホンマに全然知らんor興味ない人だということが分かりました。— メリッサ (@sutekimama7) 2017年3月1日
浮気を心配しているようなので、ブログ仲間と横の繋がりを今からどんどん広げたいと思っていることはなかなか言えそうにありません…。(汗)
認めてもらうにはある程度の結果も必要かなと思ってるので、全部を今すぐ夫に伝えるのは難しいです。ぼちぼちいきます。
夫婦のカタチ、私達は今はこれで良い
頭の中で夫との関係を表す言葉を考えて『嬉しいことは半分、悲しいことは2倍』と浮かんだとき、言い得て妙だと思いました。
普通は逆で「嬉しいことは2倍、悲しいことは半分」って言いますよね。
なんで結婚したの?って聞かれたら、もうタイミングが合ったとしか説明できないんですけど、激しく後悔はしてないし、この先もこんな感じでやっていくことを悲観してるわけでもない。
夫婦の形は夫婦の数だけいろいろあります。
結婚前は「肩を並べて一緒に前を向いて」とか「向かい合ってお互いを見つめて」とか想像してたんですけど、今の私たちは『背中合わせ』という感じでしょうか。
何かあっても1人じゃないという安心感があります。
自分にないものを補ってもらっているという充足感もあります。
見ているものや方向が同じじゃない分、互いが互いに「なんでやねん!」と感じることもたびたびある。
それはまるで『Mr.&Mrs.スミス』のブラピとアンジー。(図々しい)
最後の敵と撃ち合うシーンでは見事に息の合った2人を見ることができます。
でもまだ私たちは発展途中であそこまでは完璧じゃないから、援護したつもりがブラピの太腿にナイフ刺しちゃうのと一緒で「あ、ごめん(・ω<)テヘペロ」ってことはある。
でもこれが今の私達。私たち夫婦のカタチ。
今のカタチも悪くない、そう思えるのでまたこれからも1日1日一緒に過ごして重ねていく所存です。
相手も同じように思ってるとええねんけどな。