ずっと同じ体重で20年くらい生きてきたのに、今年の夏に増えた3㎏がどうしても落とせません。
あぁ、年齢を感じる…。汗
こんにちは、メリッサです。
自分を変えたい、変わりたい!と望んでいるのに、なかなか変われない人がいます。
前向きに!やポジティブに!と思うんだけど、すぐ元に戻ってしまう。
自分に自信を持つ!とか、自己肯定感を高くする!と決意するのだけど、続かない。
これはなぜでしょう?
私は、大きな2つの原因があると思っています。
1つめは、大きな変化を最初から求めすぎていること。
2つめは、本当は変化を求めていないこと。
つまり変わりたいなら、ガラッと急に変えようとはしないで、だけど変わることを自分に許可してあげる必要があります。
何だか相反することを言っているように見えますが、どういうことなのかご説明します。
Contents
変わりたいのに変われない2つの原因
- 自分らしく生きたい
- 彼(や旦那さま)との関係をより良くしたい
- 人間関係の悩みを減らして、人付き合いを楽にしたい
と悩んで、
ネットや本で「その為には自己肯定感を高めるとか、自分に自信を持つことが大切だよ~!」と聞いて、
「よし!じゃあ、私も変わろう!自己肯定感を高めて自分にもっと自信持とう!」と決意するものの、なかなか変われない。決意が続かない。
それはなぜでしょうか。
①最初から急激な変化を求めすぎている
私は夏休み中に増えた3㎏を何とか元に戻そうとダイエットしますが、なかなか成功しません。
厳密に言うと夏の旅行3日間で増えたので、1ヶ月もあれば元に戻るだろうと高を括っていたワケですが、元に戻るどころか微妙な増量を続けている気すらします。
マジでヤバイ。(滝汗)
これはなぜ成功しないかというと、すぐに元に戻そうと思って断食とか野菜しか食べないとか、とにかく極端な方法を試してしまっているからです。
とにかく人の脳ミソ(無意識や潜在意識と呼ばれるもの)は急激な変化が嫌い。
現状を維持しようとする機能が備わっているからです。
良いか悪いかは関係なく、今の状態を維持することを優先します。
新たに何かを得るよりも、今あるものを失うことの方が怖いのです。
とにかくぬるま湯が大好き、ということを覚えておいてください。
ダイエット中の私にはクソ余計な機能。だけど、脳ミソは生き延びることが最優先。
急激な体重変化によって体調を崩すことよりも、今のぽっちゃり体型のままでのほほんと元気に生きられることを選ぶというわけ。
これは小難しい言葉を使うと、現状維持バイアスと呼ばれています。
現状維持バイアスの対策を考える
では変わりたかったらどうすればイイかというと、脳ミソにバレないように小さな変化を積み重ねることを提案します。
極端な食事制限をして空腹を感じると、体は全部蓄えておかなきゃ!と頑張ってエネルギーを吸収してしまうため、「食べる量は減ったのに体重が全然減らない。」ということが起こるそうです。
だけど、体に気付かれないくらいの微量な変化だと、エネルギー吸収量は変わらないまま。
また、それまで好き勝手に食べていた食事内容を、今日からささみと野菜だけ!と決めたところで長続きしないことは簡単に想像できますよね。
つまり、大幅に食事を変えるよりも、満腹になるまで食べていた食事量を腹八分目にとどめるくらいの方がダイエットは成功しやすいということ。
1回の食事におけるカロリー減少は少ないかもしれませんが、積み重なることでいつしか数日間の断食よりも大きくなっているはずです。
自分の内面を変えようと思ったときも同じで、急にポジティブ思考になろう!とか自己肯定感を高めよう!と思っても、元の状態を維持しようとするので続きません。
無理に変えようと努力するのでなく、自分でも分からないくらいの小さな変化を継続して積み重ねる方が、結果的に「気付いたら変わっていた!」と実感できると思います。
成功ハードルを下げて継続する
先日、私が自己肯定感を高めるために何をしたかを書いたのですが、その中の実践練習はあまり難しくありません。
例えば、私は『ありがとうノート』を読者の皆さんにお勧めしているのですが、1冊ノートを買ってきて見開き1ページを書き埋めるのは、結構大変だと思います。
最初から無理して1ページを頑張って書いて3日坊主で終わってしまうよりも、最初は5つだけでもイイか♪と自分のハードルを下げて、3日以上続けることを優先した方が続けやすいです。
ちなみに人が自分で現状として維持できるようになるには、21日以上の継続が必要だそうです。
3日坊主が多い方は、成功のハードルを下げて、まず21日間の継続を目指してみましょう。
まずは意識するだけで大丈夫
それでもまだ実際に何かするとなると、抵抗がある!続きそうにない!怖い!という場合は、意識するだけで大丈夫です。
ありがとうノートの場合なら、感謝することがないか気を付けて見てみよう!と意識するだけ。
自己肯定感を高めよう!と動くよりは、「あ、今の私は自己肯定感低い人のパターンだ!」と気付いて、こういうとき自己肯定感が高い人はどんな風に捉えるんだろうな?って意識する。
ありがとうと口に出して言ったり、人を直接褒めることが難しいなら、頭の中で「今のタイミングでありがとうって言えばよかったかな。」「こんなところ、素敵だな。」って意識する。
自分はこんな風に変わりたい!と意識するだけで、目指したい見本のような人や逆に反面教師みたいな人がよく目につくようになります。(人間ってそういう風に出来てるんです。)
ずっと見ていると、自ずと振る舞いも変わりますから。
そんなに焦って、無理に変わろうと頑張り過ぎないでも大丈夫ですよ。
②本当は変化を求めていない
2つの原因のうち、実はこちらの方が深刻です。
変わりたいと言っているのに「実は変わりたくない。」という気持ちが潜んでいるだなんてこと、本人は気付いていませんから。
口では「今年こそダイエットする!」と言っているのに、会うたびに「え?まだ食べるの?」っていう女友達がいます。
例えば、大好きな彼がぽっちゃりした女性が好みのタイプだと知っていたら、いくら自分の理想体重と違っていても、痩せられませんよね。
きっと心の奥底では、ダイエットする必要性を感じていないんだと思います。(私のダイエットが成功しないのも、ここに理由があるはず。笑)
自覚がない気持ちを変えることは、一見難しく感じられますが、この章をじっくり読んで意識してみるところから始めてみましょう。
悲劇のヒロイン役をやめたくない
こう言ってしまっては身も蓋もないのですが、本当は変化を望んでいない人の多くが『悲劇のヒロイン』役の方です。
例えば、
- お酒好きやギャンブル好きばかりと付き合っちゃう
- 浮気性の人ばかり惚れてしまう
- DV男と別れられない
- 不倫がやめられない
- 体だけの関係を断ち切れない
といったダメンズ好きの女性がそうですね。
イジメられっ子だった方も、実はこの悲劇のヒロイン役です。(これまでの私もそうでした。)
大切なのは『役』だということ。
つまり自分が「この役を降りよう!」と決めれば辞めたってイイんです。(←※ココ重要)
にもかかわらず、役を降りないのは自分がやめたくないから。
なぜ悲劇のヒロイン役をやめないのかというと、悲劇のヒロインでい続けるメリットがあるからです。
メリットが何かというと、
- 愛されてる実感が得られる
- 問題を人のせいにできるから楽
この2つです。
可哀そうじゃなくなると愛してもらえないかも…という不安
まず、自己肯定感低めの方が陥りやすいのがこの悲劇のヒロイン役なのですが、自己肯定感が低くなる根本的な原因は、両親との関係です。
欲しいときに欲しい分だけの愛情を、十分に与えてもらえなかったことが大きく影響しています。
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両親との関係で、自分を『無条件に愛される存在』ではなく、条件付きで『○○をすれば愛される自分』『愛情を確認できる方法は××』だと思い込んでいます。
例えば、DV男から離れられないのは、暴力を振るわれることで自分が愛されていると実感できるから。暴力を振るわれないと、自分に興味がない・愛情がないと勘違いして心細くなる。
『熱が出て学校を休んだときだけお母さんが優しくしてくれる。看病してもらえるときだけ愛情を感じられる。だからシンドイんだけど、熱が出ると嬉しい。』というのと同じ。
熱が出で可哀そうな私。可哀そうな私のときだけ愛してもらえる。
(愛されたいという気持ちがあまりに強すぎて本当に病気になることもあるそうで、病は気からの奥深さを感じております。)
自分を犠牲にすることで相手からの愛情を確認できるので、犠牲にすることが苦しくても辞められないんですね。
もしも自分が変わって犠牲になるのをやめたら、可哀そうじゃなくなることで愛されなくなるという不安があります。
あるいは自分が変わったことで、絶対に必要だと思っていたはずの相手が実は自分の足枷だったことに気付いてしまうかもしれません。(つまり、自分から相手への愛が本物ではなく、ただの執着だったと気付いてしまうかもしれない。)
だから変わるのにとても勇気がいるんです。
自分が努力するより、人のせいにする方が楽という落とし穴
そして、問題が起こればいつもそれは相手のせいできます。
自分が幸せになれないのは相手のせい。自分が努力して変わるよりも、相手のせいにして諦めている方が楽なのです。
これまで諦め続けてきた現状を変えることは、例え良い方向に変わることでさえ脳ミソは望まないのですから。(上の方↑『①最初から急激な変化を求めすぎている』 のところにも書いてます。)
以前の私は、可哀そうな自分を全て夫のせいにしていました。
外に出てバリバリ働きたいのに、夫は出張多くて実質ワンオペだから無理。
セックスレスなのは、夫が私の過去の悲しい体験を理解せずに強引に誘ってくるから。
髪型や服装に気を使う余裕がないのは、夫が手伝ってくれなくて、家庭を1人で全部背負わなければいけないから。
などなどです。
こうやって夫のせいにして、可哀そうな自分でいる方が楽だったんです。
自分のせいだったら「自業自得でしょ?」って言われる場面でも、自分には不可抗力なことなら他人からも「可哀そうに。大変だったよね。頑張ってるね。」って言ってもらえるし。
そしてさらに言い訳している間、どんどん自分を可哀そうな状況に追い込んでいっていました。
だってずっと同じ可哀そうな状況だと、周りも慣れてくるでしょ?
もっと可哀そうにならないと、やがてみんなは「大変だね。」って言ってくれなくなるでしょ?
だから、もっともっと自分を大変で可哀そうで不幸な女に作り上げていこうとしていたんです。
怖いのは、これが全部無意識だってこと。
自分では「大変で辛くてこれ以上は頑張れないよー!と思っているつもりでも、無意識に望んでいるのはもっと大変になって同情されること。頑張ってるねって褒められること。
パワーの強さは、無意識>>>>>自分で意識していること。
断然、無意識の方がパワーが強いのです。
だから、いくら自分が変わりたいと思っても、無意識がもっと可哀そうな自分になることを求めていると、変わることなんて出来ないのです。
では、悲劇のヒロインはやめられないのか?
悲劇のヒロインをやめるのは簡単です。
まず、自分が可哀そうな悲劇のヒロインである、というキャラ設定を変えても自分は愛されると認めてあげること。
そして、人のせいにするのをやめて、全部自分の責任だと認めること。
たったこれだけ!
まぁこれを分かっていても腑に落とすことが難しいんですが、これは①でも伝えたように意識するだけで大丈夫です。
毎日目が覚めたときに、朝家を出る前に、お風呂の中で、寝る前に、思い出したら頭の中で唱えてください。口に出してもイイですよ。
悲劇のヒロインじゃなくても愛される!
むしろ自分らしくいる方が、愛される!
人のせいにするのはやめて、何が起こっても自分の責任!
そして、身の周りの『ありがとう探し』を続けてください。
ずっと意識し続けることで、小さな変化はやがて大きくなって、自然と腑に落ちているはずです。
腑に落ちたときには、悲劇のヒロインでいるよりも自分らしく生きている方が随分楽だということに、あなたも気付いているでしょう。
《まとめ》自分が変われるかどうかは全て自分次第
変わろう・変わりたいと思うのに、変われないし続かない。
その原因は、
- 人は急激な変化を拒む性質があるから
- 悲劇のヒロインでいることにメリットがあるから
と2つありました。
そこで、
- 小さい変化を積み重ねて継続する。
- 悲劇のヒロインでなくても愛される・必要とされると認める
- 自分に起こることは、全部自分の責任であると認める。
ことで、「気が付けば変わっていた!」「自分らしくいる方が、楽だ!」と感じられるようになりました。
人間関係に悩んだり彼(や夫)との関係をより良くしたいと考えるときは、大抵「相手に変わって欲しい。」と望んでしまうものです。
だけど、自分が誰かに無理やりコントロールされそうになったら拒否反応が出るように、相手を変えようとしても上手くいきません。
相手を変えるよりも、自分が変わる方が断然早いし、簡単なのです。
だって、全ては自分次第ですから。
そうして自分が変わると、自然と周りも変わってきます。
他人に振り回されてしんどかったのが、自分軸になります。
ダメンズからの卒業も近いかもしれません。笑
まずは『意識する』というところから始まります。
そろそろ、悲劇のヒロイン役をやめてみませんか?